【文スト】トリップしたら作之助さんに愛されました【男主】

魔術が三十六 ページ39

太宰side





今、私は夢を見ているのだろうか。
異能力は元々浮き世離れしている。少なくとも、私が生きて見た中で、

………骨を扱うのは、珍しい。彼の異能は骨を操るのか…？


どんどん、彼の骨の触手が延びて行く。
そして、その後ろにあるのは、織田作の撃った弾丸。眠り薬のようなものか？

犯罪者は骨を壊した………しかし、織田作の眠り薬入り弾丸で皆捕らえられた。
人質も全員無事…か。

………うん。決めた。


太「敦君」

敦「あ、はい！なんですか？」


私が密かに思いを寄せる、敦君に云う。


太「………今の、入試試験にしよう。きっと、あの二人は合格だよ」

敦「え！？今の、をですか！？…突然ですね………」

太「でも、丁度いいでしょ？」

敦「いや、そうですけど………」


………でも、アレク君の異能、きっとあれだけではないはずだ。

本人が教えてくれるだろうか？
いや、そんな簡単に………



死「敦君、太宰さんー」

織「終わったぞ」

敦「凄かったです！それにしても、アレク君って骨を使うんだね！」

死、織「「………え？」」


お、教えてくれるかな？


死「敦君、僕の異能力…『壊れたマリオネットの魂』はね、骨だけじゃないよ。
………簡単に云えば、戦闘(尚、その他も含む)のチートなんだよ」


………ん？

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