鬼と人の境界者

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Aside






『お、左近次ー！久しぶりだなちょっと老けた？』



左近次「お前は全然変わらないな」





『ははは、俺はやりたい事をやりたい時にやってるんだ。伸び伸び生きてるからな』





左近次は俺の隣に座り込んだ。





「ここらで鬼がでた噂がないのは…お前のせいか？」



左近次は真剣な表情で俺を見つめた。



『……』



「…鬼殺隊に入らないか？」





『入らない』




「！…なぜ…鬼を斬っているんだろう、鬼殺隊に入っていた方が自由がきくぞ」






『それは此処に藤の花を植えたからだ。…俺は全員殺してるわけじゃない。町に危害を与えたやつだけ』






(…此処にいるのは２人だけ、……そろそろいいか)







『なぁ、左近次、前に恩を返すって言ってくれただろう？_____今いいか』






「？……別にいいが、何もないぞ」




『……いや、その刀があれば十分』



俺は手袋を外した。









『_____左近次、俺の腕を斬ってくれないか』




俺はしっかり左近次の目を見ながら腕を見せた。









『…………俺は鬼なんだ』

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