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Aside





ーーーーー昨日の夜。







「……本当に行ってしまうんですか?」





『はい、癸枝さん長い間お世話になりました。本当に感謝の言葉しかない』





(こんなに優しい人達に会えたことはなかった。そう思えるぐらい幸せだった。)







「……寂しくなるわ」





癸枝さんは六太を寝かしつけながら顔には出さないが声からして俺を心配してくれている。






「これからは炭治郎にやってもらう事が増えてしまうわね、あの子、辛くても言わないから……』




『大丈夫ですよ、もう炭治郎は長男として自分のやるべきことをわかってる……もう一人前の男です。それにいざという時は禰豆子だっている』






あいつらはもう自分の力で生きていける。







(あいつらの成長を近くで見ていられないのは寂しいけど…)







『出来る限り沢山文を書きます。みんなには俺が行った後で伝えてください。』







「わかりました。たまには帰って来てくださいね、みんな寂しがるから」






俺は頷いた。








そして今日。









『よし、行くぞー』




「うん!」






行く途中に禰豆子に会った。




「六太を寝かしつけてたの、二人が町に行くといつも泣いて困らせちゃうでしょ?」





『ありがとう、禰豆子。』





いつも通り頭を撫でる。



最近は子供扱いしないでって言われてたけど今日は素直に撫でられている。







不思議に思い、顔をのぞいて見た。





そこには今にも泣きそうな顔の禰豆子。




(聞かれてたのかな、いやきっと聞かれていなくても
……禰豆子にはバレてるか)







炭治郎に気づかれないように耳打ちした。





『元気で』






「!!……っ……行ってらっしゃい」



涙を抑え込みながら笑顔で見送ってくれた。








これが禰豆子の人間の姿を見た最後の日になるなんて思っていなかった、




文を出しても炭治郎たちにもう届かないことを知ったのは随分先のことだった。









作者side




ここから本編に少しずつ入ります!
頑張ります!!

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らいむ(プロフ) - 鬼滅隊ではなく鬼殺隊ですよ!あと雷柱ではなく鳴柱です! (2020年4月25日 9時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲオレンジジュース推し(?(プロフ) - 真の呼吸てなんかかっこいいですね!w技名?どんな感じになるか楽しみです(●´艸`●)ニヒヒ♪ (2019年5月19日 16時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - オレンジジュース()さん» ありがとうございますm(_ _)mこう言ったコメントを貰うと励みになります!!これからも出来る限り更新していけるように頑張ります! (2019年5月14日 19時) (レス) id: b098c84efb (このIDを非表示/違反報告)
オレンジジュース() - ワタシアナタの作品ダイスキなのでこれからも頑張って下さいガンバァ━━━(`・д・´)ノ━━━!!!! (2019年5月14日 12時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジルア | 作成日時:2019年5月1日 19時

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