鬼と人の境界者 ２

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Aside








俺の刃の色が青に変わる。



(…水の呼吸 “水車”)







何度も奴に回転をかけて切り刻む。








しかし奴は無傷だった。





(くそっ！！切った感触はあるのにすぐ再生する)








鬼の頂点にいる者だ。傷なんて他の鬼より早い。








そして俺にも攻撃してくる。





俺は間一髪で受け止める。





「…ほう、お前わかっていて受け止めているのか」







(そうだ。こいつは俺の首を狙ってる)




そのことに俺は苛立ちを覚える。






『……お前、俺を舐めているのか』







今度刃は黄色へと変化する。








「…貴様、誰に向かってものを言っている」







俺は鬼舞辻無惨の間合いに入り込み、斬った瞬間。





俺の右足がなくなっていた。






(！！いつの間に)






俺の足から血が止まらない様子を見ている鬼舞辻。









「……お前、鬼ではないのか？」






(！気付かれてたのか…？)







でも俺は他の鬼よりはるかに再生が遅い。







(…バレてない。まだ)








呼吸で血止めした。








『…どうしたもう勝ったつもりか？俺はまだ戦えるぞ』






ニヤッと俺が笑うと奴は面白そうな物を見つけたかのように笑い返してきた。









「…貴様面白いな。血を分けてやろう、鬼になれ』



『お前の配下になんか絶対やだね』(ど直球









そう言った次の瞬間。









「なら死ね」









俺の体は真っ二つにされた。

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