93.忠誠を誓ってお姫さま ページ44
.
『淳太くん！次美女と野獣行こ！今わりかし空いてるって！』
「わかったわかった。わかったからちょっと声のボリューム落とそか」
お正月2日目。
誠也くんおうちに帰っちゃうしちょっと寂しいな〜なんて思ってたら、淳太くんから夢の国へのお誘いが来て速攻で返事した。
合流してすぐにお揃いのフード付きマフラー買って2人で着けて写真撮って。撮った写真は誠也くんに送ったら既読スルーされた。あ、さては拗ねたな。
『誠也くん拗ねちゃった』
「なにしたん」
『淳太くんとのお揃いツーショ送ったら既読スルーされた』
「忙しいだけちゃうの」
『え〜、絶対ちゃうよ。絶対拗ねてる』
「なんかおみやげ買って帰ったったら？またすぐ戻ってくんねやろ？」
『ん〜でも誠也くんあんまディズニーわからんしなあ。ホンテのグラスとかでもいいかなあ』
「それAが欲しいだけやん」
『じゃあ、なんかライオンキングのグッズでも買ってってあげるかあ』
「それは佐野やん」
並んでる間もしょうもない話したり、たまーに真剣にお仕事の話したり。うんうんって嫌な顔ひとつせずに淳太くんが聞いてくれるから普段は自分の中に隠してるあれやこれやもペラペラ出てきちゃう。
「そういうの、もっとすえにも言うたったら？」
『しょうもないことで迷惑掛けたくないし、』
「俺にやったらいいんかい」
『だって今更あたしがなにやったって淳太くんはあたしのこと嫌いにならへんやろ？』
「そうやけどすごい自信やな」
『ほら、親からしたら子供は目に入れても痛くないって言うやん？』
「なっんかいも言うけど俺おまえのこと産んでへんからな」
『またまた〜』
「またまたちゃうねん。ていうか、そんなん言うたらすえもAがなにしたって嫌うことないと思うで？」
『誠也くんあたしの親ちゃうよ？リチャくんは最近ちょっと怪しいけど…』
「せやから、俺も親ちゃうねん」
『淳太くんしっかり自覚持ってくれな。リチャくんに親の座奪われるで』
「俺のライバル、リチャなん？(笑)」
『もはや第2のママよ。めっちゃお世話してくれる』
そんなことしてたらあっという間に順番は回ってきて、2人できゃいきゃい言いながらアトラクション乗って写真もいっぱい撮って。撮った写真はもれなく誠也くんに送り付けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 732人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
