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『やっぱり何回乗っても最高すぎる……』
「毎回泣くのやめえや」
『あんなん絶対泣くやん。あたしもうここに住む。今日からこのお城があたしの家です』
「Aの家はシーにあるやろ。アグラバー捨てるんか」
『そうやった……アグラバーは捨てられへん……大事なアグラバー……あたしの実家……』
「まあほんまの実家東大阪やけどな」
『急に現実に戻すのやめて？』
「そろそろお昼しよか。Aなにがいい？」
『ピザ！ピザ食べたい！』
「ん、ほんなら行こか」
『その前にお手洗い行ってきてもいい？』
「ええよ。1人で行けるか？」
『淳太くんあたしのこといくつやと思ってんの？あっちの方人多いし淳太くんこの辺で待ってて？』
「わかった。ほなそこ座って待っとくな」
『はーい！すぐ戻ってくる！』
「気ぃつけていけよー」
一旦、淳太くんと別れて人混みをかき分けながらお手洗いに向かう。
案外混んでるなあ。お正月やしもうちょっと人少ないかと思ってた。
淳太くんに"めっちゃ並んでるからちょっと時間かかるかもごめん"ってかわいいスタンプと共に送ったら"OK"ってこれまたかわいいスタンプで返事された。うちのママかわいいかよ。
長蛇の列を乗り越えてやっとお手洗いも済ませて。再び人混みをかき分けながら淳太くんが待ってる場所まで向かう。
途中、スマホが振動したのを感じて画面を見てみると、それはさっき拗ねたはずの誠也くんからで。文字やスタンプは無く、写真が何枚か送られてきてるだけ。
この人混みの中、歩きスマホするのも申し訳ないので、少し端の方に寄ってラインを開く。
『あ、せなさま』
さっきのあたしと淳太くんに対抗するように、誠也くんとsena様のツーショットが大量に送られてきていた。
『ふふ、なかよしや(笑)』
sena様全然会ってないな〜。あたしも会いたいな〜。そう思って誠也くんに"せなさまあいたい"って返事したら、すぐ既読になって"おれは"って返事がくる。
なんて返そうかな〜ってにまにましてたら、背後から「あのぉ、」って声掛けられた。
なんか落としたかなとか、邪魔やったかな、とか色々巡ってすぐさま『はい？』って振り向くとそこに居たのは制服を着た、中学生か高校生ぐらいの女の子2人組。
「やっぱりそうじゃない？」なんてこそこそ話してる女の子たちを見て脳裏に浮かんだのは、誠也くんと淳太くん、2人の怒る顔。あー、やってしまった。
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
