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「ごめんごめん。変なこと聞いたな」
『あ、いや、別にしたくないわけじゃないんよ。友達の結婚報告とか、子供の写真とか見してもらってたらやっぱりいいなあとかは思うし』
「あ、なんや。やっぱり女の子やったら余計そう思うんかなぁ」
『んー、でも今はあたしはお仕事楽しいし頑張りたいし、まだもうちょっといいかなあって。それにさあ、』
「ん？どしたん？」
『んーーー、……今は誠也くんも頑張らなあかん時期やってわかってるし、そんなことで負担も迷惑も掛けたくないし。まだ当分先でいいかなあって。今は隣にいさせてもらえるだけで十分やし、』
「んは、やっぱそこは誠也くんなんや？(笑)」
『ん、そりゃあ、まあ、ねえ？、ってなにこれ。あたし正門くんになんの話してんの』
「ですって、誠也くん」
『…………は？』
今会話には参加していないはずの人物の名前を呼んだ正門くんに意味が分からず、思考は完全にフリーズしてしまった。
え？今正門くんなんて言った？あたしの聞き間違い？
「もしもし？A？」
ほんまに。聞き間違いやったらよかったのに。
電話の向こうから聞こえてきたのは、低くて落ち着いた正門くんの声じゃなくて、高くてよく通る、うるさいのに世界で一番安心する声。あとたぶんこの感じはちょっとニヤついてる。
『な、え、せ、なん、え、？？？？』
「あーあー、Aちゃんテンパってもうてますやん」
「A？大丈夫か？(笑)」
『え？せ、やくん？』
「おん、Aが結婚したいせーやくんやで(笑)」
『さっっっっっいあくや』
「おい、なんでやねん」
『せやくんいつからきいてたん……』
「ん？正門が出てる雑誌買ってもうた辺りから」
『最初っからやん……』
ほんまに最悪。なんで聞いてんの。こんなん軽い逆プロポーズやん。無理。次会う時どんな顔して会えばいいん。ていうか正門くんも正門くんやん。言ってよ。あ、なんか正門くんに腹立ってきた。
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
