今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:9,297 hit
小｜中｜大
+ ページ45
学校を出てから徒歩15分ほど。ロボロ先輩主導の元、いつもの帰り道ルートとは逸れて、草が繁る横道から小さな沢に沿って歩いた先の、色あせた紅い鳥居の元にたどり着いた。
「人間用の道かあれ」
「けもの道やろ」
しゃおちゃんとこねちゃんが顔を歪ませながら息をきらして言う。なんだ仲直りしてる系？喧嘩してたのか知らないけれど。
「近道してもーたへへ」
「……ホビット用の道や」
やっぱり背の高いトントン先輩やこねちゃんは余計に疲れているようだ。らんちゃんなんか一言も喋らなくなってしまった。大きく伸びた木の枝を避けるために何回も屈んだせいだろう。わたしとロボロ先輩はあまり屈まなくても通れたので、ダメージが少なめっぽい様子。
「ロボロ先輩こんなところよく知ってたね」
「知り合いがやってるんよなーここ」
「へえ」
神社の知り合い。ふと脳裏に空と同じ、オレンジ色の作務衣を着たロボロ先輩が浮かんだ。に、似合う。なんか異世界で走り回ってそう。あれ作務衣ってお寺だっけ？
そうしてやっと目的のおみくじ。100円玉をやぎの目みたいな穴に落とし、おみくじの海に手を突っ込む。んんんん、これだ！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「d!」関連の作品
設定タグ：d!
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
透明子 - シケさん» ありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです！ (2018年10月17日 0時) (
レス) id: 338f066e9c (このIDを非表示/違反報告)
シケ - 面白いです (2018年10月14日 17時) (レス) id: cfbdc17c2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：透明子 | 作成日時：2018年9月1日 11時
