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15.わるいひと ページ15







?って顔した慎ちゃんが驚きながら繰り返す。




「平野?平野って、平野紫耀?」

『うん。慎ちゃん知り合い?』

「知り合いも何も、家すぐそこだし俺よく遊ぶよ?」

『え゛』




聞いてた話と、全然違うじゃん!



1年の時に同じクラスだったらしい慎ちゃんは
そこから愉快に喋り出した。

なんていうか閉め忘れた蛇口みたいにずーっと(褒めてる)


慎ちゃんの友達の"平野紫耀"の話はあまりにもポンコツで面白くて、同じ名前なのにまるで違う知らない人の話を聞いてるみたいでちょっとおかしかった。新鮮。

一見大人そうに見えたあの平野くんって…
人はやっぱり見かけによらないもんだな。




「紫耀バカだけどあいつはほんっと良い奴なんだよ」

『なんか、思ってたよりすんっごいバカだった(笑)』




電柱があるのに気付かず電柱にぶつかるとか
卑弥呼をみひ子って言うくせに歴史が好きとか
牛丼食べる時に紅しょうがの袋を牛丼にかけてたとか
あ、あと近所のおばちゃんにも動物にもモテてるとか
休日行った公園で小学生に絡まれて草野球やったとか
間違えて餌つけないで垂らした釣り竿で魚釣ったとか

全然関係ないこと(最後はもはや奇跡)まで
慎ちゃんとの間に起きたこと全部丁寧に教えてくれて。


ほんとに仲がいいんだろうな。

慎ちゃんの目が見たことないくらいキラキラしてる。


「Aも人のこと言えねーけどな!天然!」
って途中で言われた一言だけはハイ?って思ったけど。



まぁそれは置いておいて




『ふふっ平野くん、面白いしいい人なんだね』


「そうなんだよ俺の友達マジで最高!
ま、俺の友達A含めていい奴しかいないけどね!」




あ、ドヤられた




『でそれでね、聞きたかったのは、平野くんって女…』

「慎太郎ー、呼ばれてんぞ」

「ん?あ、ジェシー!ごめんA、ちょっとまってて」




ワリ、と両手でゴメンして。行っちゃった。


奈子ちゃんに聞いてた平野くんとは全然違った。

でも
「あんな噂がある人に助けてもらったの?!
いい人だったなら、別にいいけど…
Aが弄ばれたら嫌だからね私、!」
とうる目の奈子ちゃんに言われたのまだ心に残ってるし。

あんな綺麗な顔なら仕方ないかとか謎の納得してたけど。



ほんとに、裏で女遊びする様な人なのかな。

知れば知るほど気になる平野くんのホント。



あ、そうだ。いいこと思いついた。

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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , 永瀬廉   
作品ジャンル:恋愛
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mun(プロフ) - このお話大好きです!これからも楽しみにしてます! (2020年10月26日 17時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
夏(なの)(プロフ) - コメントありがとうございます!パスワードは作品を見て頂ければ分かると思います。 (2019年1月3日 13時) (レス) id: d826207ec4 (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - パスワード知りたいです! (2019年1月3日 12時) (レス) id: f4a3a3a2e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年9月10日 9時

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