seven ページ7
2人とも勉強が苦手なわけじゃないから個人個人で勉強を進める
で、やり始めたはいいんだけどやっぱり緊張して全っ然集中出来ない！！
これなら教えあった方がやりやすいよ
心の中で愚痴を言いながら勉強していると、なにやら前から視線を感じる･･･
そぉーっと顔を上げてみると、目の前に永瀬の端正な顔があった
｢うわぁ！｣
廉｢うおっ！なんや、びっくりさせんな！笑｣
いや、そっちが怖いわっ！
｢なんでそこにいるのよっ！｣
廉｢え、いちゃダメなん？｣
いや、そういうことじゃなくてさ･･･
｢いや、めっちゃ見てたからそりゃびっくりするでしょ｣
廉｢あぁーこれは朝香を観察してただけ｣
･･････は？
｢え、変なこと考えてるの？笑｣
廉｢んなわけあるか！！！｣
廉｢朝香のノート見てたらさ、やっぱわかりやす
いなぁって思って。たぶんそれがテストの点数
に繋がってるんやろなって
俺もさ、結構点数取れとるけどこんなにきれ
いなノート作れんもん。やっぱ朝香すげぇわ
こんなに努力してるからずっと1位取れるんやろなぁ｣
｢･･････｣
まって内心パニック状態なんですけど
不覚にも結構感動した
廉｢え、朝香！？なんで泣いてるん？｣
え、泣いてる？
気がついたら自分の頬は涙で濡れていた
たぶん、"頭いいね"とか"どうしたらこんなに取れるの？"とか言われることはあっても
こうやって努力を見つけてくれて認めてくれて褒めてくれることなんてあまりないからすっごい嬉しかったんだと思う
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作者名：コットンP | 作成日時：2021年8月28日 22時
