王子の救いの手 Ren.N (ページ42)

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forty two ページ42

廉｢もうすぐだよ｣

焼肉を食べ終わってただいま7時前

廉に連れられてある場所に来た

でも、辺りは特に何も無い

なんでここ来たんだろう？

廉に聞いてみても｢もうすぐ｣って言うだけ

廉｢光、目つぶって？｣

え？目つぶるの？

とりあえず言われた通り目をつぶる

｢まだー？｣

廉｢よし、目開けてええよ｣

そう言われたから恐る恐る目を開けてみると

目に飛び込んできた眩しい何か

｢うわぁ、きれい｣

なんと、目の前にはイルミネーションが広がっていた

廉｢綺麗やろ？
光に見せようと思ってさ｣

｢そうなの？
ふふ、連れてきてくれてありがと
ほんと今日いい日だな〜｣

あ、そうだ、今廉に言おうかな

イルミネーションの前ってだいぶロマンティックじゃない？

私が演出したわけじゃないのが残念だけども笑

覚悟を決めて口を開きかけたけど、やっぱり怖くてまた閉じて

何度もそれを繰り返す

｢･･･あ、あのさ！｣

廉｢あのさ！｣

言えた！と思ったら廉の声と被ってしまって結局また口を閉じてしまう

廉｢あ、ごめん
先どうぞ｣

｢ううん、先いいよ
どうしたの？｣

いや、1回止まったらもう言えないよ

もう1回心の準備をしないと

廉｢じゃ先言うわ｣