thirty three ページ33
途中までは抜かしたり抜かされたりでどのクラスもあまり差がなかった
そして、終盤1、5、6組が1歩抜き出た
そこでバトンが勇太に渡る
行っけぇー！！！勇太！！
｢勇太！！頑張れ！！！｣
その声援が届いたのか勇太はさらにスピードを上げ1位に躍り出た
神｢彩！いける！｣
そこで彩にバトンが渡り、走り出した
｢彩！いっけぇ！｣
おぉ、さすが彩さん、速い！
でも、1組の人が陸部っぽくて異常に速い
あ！並んじゃった！
最終アンカーにバトンが渡るところで1組と5組が並んで勝負はアンカーの一騎打ちに
彩｢永瀬！お願い！｣
1組のアンカーはまたまた陸部
速すぎる
でも、廉も負けてはいない
｢廉ーー！！！頑張れー！！！｣
廉はチラッとこっちを見てニカッと歯を出して笑った
そして、さらにスピードを上げる
おぉぉ速い！
観客席からも歓声が上がる
廉、頑張れ！いける！
そしてそのままゴールテープを切った
おおおお！
やったぁぁ！すごい！
『1位は5組！』
このリレーが決定打となって体育祭の総合優勝に輝いた
彩｢光〜！やったよ！リレー1位だよ！｣
｢ほんと凄かった！おめでとう！！｣
神｢あーほんと、ヒヤヒヤしたよ
廉のおかげだなっ｣
勇太はそう言って廉の肩に手を回す
廉｢ほんと危なかったわ
1組の人マジで速すぎ｣
廉｢光が応援してくれたから頑張れたわ笑｣
えっ//
｢えーっと、、あれが少しでも役に立ったなら良かった｣
彩｢もう永瀬！いつからそんなにチャラくなったのよ笑｣
廉｢はぁ？どこがチャラいんや！｣
彩｢･･･はぁここにも天然が
私の周りどんだけ天然なのよっ！｣
え？彩さん、どういうことでしょう？
彩｢ま、結果オーライね
ほんとはもっと進展して欲しかったんだけどなぁ｣
神｢ほら、皆教室戻ってるぞ！俺らも行こ｣
うん、そうだね
あ！そうだ！
｢廉！ありがとう、1位取ってくれて
かっこよかったよ！｣
廉｢え//あ、当たり前だろっ！
だから光に運動だけは勝てるんやって！｣
ふふ、耳が真っ赤ですよー廉さんっ！
廉｢でも、ほんとに光が応援してくれたのが
聞こえたから頑張れたんやで？
ありがと｣
私も助けられたからね
少しでも役に立てて良かった
廉｢あぁこれから受験勉強祭りか
憂鬱やなぁ｣
もうっそれ今言わないでよっ！
せっかく感慨に浸ってたのに！
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作者名：コットンP | 作成日時：2021年8月28日 22時
