王子の救いの手 Ren.N (ページ3)

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･･････え

あれは何？

叩かれたってことにしとこうかな！

･･････でもさ、ふつーあんなことする？

不覚にもキュンってしちゃったじゃん

てか永瀬と勉強ってなんだかんだ言って初だな

ちょっと楽しみかも

でもいつものあのやり取りで私結構助けられてるんだよね

1位を取り続けることが少し苦じゃなくなってくる

気楽にできるんだよな

結構感謝してるんだよ？

こんなこと永瀬には口が裂けても言わないけど

彩｢光、おっはよー！｣

教室に入ると話しかけてきたのは親友の白木彩

小学校からの親友だよ

彩｢今日も永瀬と仲が良いですなぁ｣

彩はサバサバしてるけど恋バナとかが大好きなんです

｢いや、ただテストの話してただけだから！｣

彩｢あら〜？最後に頭ポンポンされてたような気がするんだけどなぁ。見間違えかなー？｣

なぬっ見られてたの！？

｢いや、あれはたぶんからかってるんだよ！

てか叩いたんだよ！うん、そうだ｣

彩｢いや、あれはどっからどう見ても叩いてないでしょ

しかもあんなこと誰にでもするわけないじゃん｣

｢そうかな？あのモテモテ永瀬のことだからやってるかもよ？｣

あの永瀬のことだ、ぜっったい私のことからかってるんだよ

彩｢相変わらずの鈍感！天然！でも頭はいいんだよなぁ｣

えっと、これは褒められているのか？

そういうことにしとこう

そこでチャイムがなったのでそれぞれの席に戻った