【梶井基次郎・塩檸檬】 ページ35
*私が塩レモン好きなだけの話
──夏。
といえば檸檬。塩檸檬。
あれはやばい。
熱中症対策もできる、美味しくて、おいしい。
あとさっぱりする。水分欲しくなるから水分補給ばっちり。神か?
ただ甘ったるいだけのお菓子より、私は好きだ。
塩檸檬生み出した人と語りたい。
ということで、「第128回夏のお菓子編〜塩檸檬の菓子を堪能せよ〜in梶井さんの研究室」を開催する!(回数は適当)
「あのさあ、A?それ、僕の研究室でやるのやめない?」
「……ダメなの……?」
「当たり前だろ!?」
いや、檸檬好きだから行けると思ったんだけど……。
「まあ、許して」
「へえ、許されると思ってるの。この研究室で」
「ひっ。」
「食べ終わったら手伝いすること」
「イエス…梶井基次郎様……」
こわい。我らが科学班。
どさ、と机に菓子を広げていく。
塩檸檬のチップス。塩檸檬のグミ。塩檸檬のポテチ……お菓子……エトセトラ。
「ではいっただっきまー……あ?」
「A、なにしてるの?」
がっちり掴まれた手首。
摘まれたままの薄切り芋。
間近にある、梶井さんの口。
「え?許可もらったし食べようかなって」
「部屋の主に献上するくらいするべきじゃないか?」
「……じゃあ、どうぞ」
別の芋を取り差し出そうとしたら──
「ん」
ぱくり。
摘んだ指ごと、ぱくりと咥えられた。
「っ〜〜〜〜〜!!」
「うわ、酸っぱ。あんまり檸檬いないね」
そんなことを言いつつ、指に残った粉をぺろりと舐められて。
ぬるりとした生暖かい舌が、指を這う。
「かじー、さ……っ」
くすぐったい!!
「僕、いま手が汚れてるから摘めないんだよね」
嘘つけ。さっきウエットシートで手拭いてたの知ってるぞ。
「食べさせてくれるんだろう?」
──拝啓、みなさま。
梶井さんの研究室でお菓子を食べるのはやめましょう。
(ちなみにこの後めちゃくちゃイチャついた)
【なんだこれ。申し訳ないオブ申し訳ない。
いや、あの、梶井さんに、指をお菓子ごとぱくっといかれてぺろって舐められたかっただけの産物なんです許してください。
研究室とかあるのか知らないけど、爆弾作ってるんだから個人の部屋?実験室?みたいなのがあってもいいんじゃないかなーという妄想。部屋が散らかってそうで綺麗そう。梶井の単独話がほしい。】
【国木田独歩・夏祭り】→←【六月十九日、ハッピーバースデー・太宰治】
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黒バイ(プロフ) - 正装の国木田さんイケメンすぎですよね!死にそうになりました。 (2018年9月27日 14時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - こちらこそリクエストにお答えしていただき有難う御座います。またリクエストする時がありましたら、その時も宜しくお願い致します。 (2018年8月30日 20時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
あやな - リクエスト消化ありがとうございました。賢治くんなら確かに受け入れてくれそうですね。ありがとうございました。 (2018年8月29日 22時) (レス) id: deabd34961 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - リクエスト宜しいでしょうか?国木田さんの誕生日を祝う…と言うお話をお願い致します。 (2018年8月29日 21時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
あやな - 書きやすい方で書いてもらって大丈夫です。よろしくお願いします。 (2018年8月25日 14時) (レス) id: deabd34961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃめろん | 作成日時:2016年10月18日 22時