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【ドストエフスキー・瞳】 ページ27

──紫の瞳は、独占の象徴。


所詮、ネットの海に流れていたもの。科学的な証明なんて、これっぽっちもあるわけがないけど。

(じぃい……)
パソコンに向かうドスト様の横顔をじっと眺める。

ドスト様の瞳は、吸い込まれそうなほどに綺麗な紫だ。

それこそ、取り出して独占したくなるくらいに。……いや、ドスト様の瞳はドスト様の顔に収まっているからこそ綺麗なんだろうな。

紫の瞳は珍しいと聞く。皆の視線を独占してしまうだろう。
──だから、独占の象徴なのかしらん。

「……さっきから視線がうるさいんですけど」

パソコンの画面を見ながらドスト様に突っ込まれた。

「ドスト様の顔が良すぎて、見惚れてました」

「嘘を吐くんじゃありません。ぼくの瞳が気になるんでしょう」

──バレてた。

「珍しいですか」

「そりゃまあ。綺麗ですし。ずっと見てたいな、なんて……」

かたん、とドスト様が席を立って、こちらに向かってくる。──待って。

「え、や、待ってくださいイヤー!」

とんっ、と壁に追い込まれた。細い指が顎を捉えて、上を向かせられる。

ぱちん、綺麗な紫と視線が交わる。

「どうぞ、いくらでも見つめて構いませんよ」

「え、いや、あの。恐れ多いと言いますか、近いと言いますか、あの」

──やばい。本気モードのドスト様は全力で恐いんだ。

こて、と首を傾げてこちらを見る。かわ……ゲフン、かっこよすぎですドスト様!


「貴方が望んだのでしょう?」



数時間後──
「ごめんなさいすみません許してください」を延々と言うだけの機械になったところで、ようやく離してもらえた。


(あんな熱心に見つめられたら、反撃したくなるじゃないですか)
(心臓がもたない……)


【ドス様を見つめたら倍以上の時間をかけて見つめ返して来そうだなという話……ではなかったんだ……。
ドス様と呼ぶべきなのかドスト様と呼ぶべきなのか未だに迷っています。でもごーごりさんはドス君って呼んでたな……。
いつか、ドス様を争ってゴーゴリさんと(くだらないことで)対決する話を書きたいです】

【ちょっとしたお知らせ】→←【織田作之助・リンゴ】※ややネタバレあり



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作品ジャンル:アニメ
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黒バイ(プロフ) - 正装の国木田さんイケメンすぎですよね!死にそうになりました。 (2018年9月27日 14時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - こちらこそリクエストにお答えしていただき有難う御座います。またリクエストする時がありましたら、その時も宜しくお願い致します。 (2018年8月30日 20時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
あやな - リクエスト消化ありがとうございました。賢治くんなら確かに受け入れてくれそうですね。ありがとうございました。 (2018年8月29日 22時) (レス) id: deabd34961 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - リクエスト宜しいでしょうか?国木田さんの誕生日を祝う…と言うお話をお願い致します。 (2018年8月29日 21時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
あやな - 書きやすい方で書いてもらって大丈夫です。よろしくお願いします。 (2018年8月25日 14時) (レス) id: deabd34961 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゃめろん | 作成日時:2016年10月18日 22時

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