【文スト】気儘に【短編集】

【国木田独歩・告白と嫉妬？】 ページ24

※アニメ1話の再放送見て国木田くんが天使すぎたので書く

「国木田さんおはようございます、今日も麗しいですね好きです」

「ああ、おはよう」

華麗にスルーしたこの人は……私の最愛、国木田さん。


だってもう、どこから見ても完璧が過ぎる。

完璧に立てた予定。

一筋の乱れもない結わえられた髪。

ズレることのない眼鏡。

麗しく凛々しい瞳。

キッチリとアイロンをかけられているシャツ。

ぴったりとそろったリボン。

細い手足。

「……今日も……素敵……」

はぁ、とため息をつきながら仕事をする。素敵過ぎるのがいけない。

カチャカチャとキーを叩きながら国木田さんを思ったり。

そもそも、なんで惚れたんだろ。

入社して、仕事教えてもらって……ああ、出来たって褒めてくれた時の笑った顔。あれだ。

ふ、って笑うんだ。あれが好き。

「恋を煩う乙女だねぇ」

「太宰……さん」

鳶色の瞳がきれいな太宰さん。この人だって顔はいいはずなのに、どうしてだろう。

「そんな君に「だーざーいー！」おや、見つかったか」

太宰さんの言葉を遮って聞こえてきた、愛する声。

「仕事をしろ仕事を！だいたい、なぜ毎回Aに絡む！迷惑だとわからんか！」

「やだなー国木田くんたら、嫉妬？」

「嫉妬などしとらん！」

あ、焦ってる。やりとりはすごく見てて好き。いろんな表情見れるもの。

嫉妬を、してくれたら……なんて。

「AもAだ、お前は俺が好きなのだろう！」

「えっ、あっ、はい、そうです……？」

「なら、俺だけ見ていろ！」

フンッ、と言いたいことを全部言ったのか、出て行ったけど、いや、……今のって。

「……国木田さんから愛の告白！？」

「あーあ、取られてしまったなあ」

「待って国木田さん！」

ほっぺが熱い。

どうしよ、きゅんとして反応遅れたの。

責任、取ってほしい。

ドアの先、赤くなった国木田さんが頭を抱えているはず。


ちゃんと、答えたいから。


【ぐだぐだしてすみませんでした……。あと更新してなくてすみません……。いや二学期の期末が酷くて……迷い犬はストーリー終わってしまったのであとは育成を頑張りたいです。
最近は国木田くんか梶井さんしか最近書いてない気がするんですけど、なんか書いて欲しいキャラとか話とかありましたら書きますんで、お気軽にコメで言ってくださいね。
すみません、サブタイ抜けてました】

【坂口安吾・雪の日の仕事】→←【梶井基次郎・宇宙大元帥】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す