悪運と7人の悪魔【BTS】 (ページ5)

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JN「でも全然来ないんだよ。」

JM「armyなら喜んで時間前に来ると思うし。来ないなら僕らの事好きじゃない人かな〜って」

HS「誰に聞いても当選者を知らなくて困ってたんだ」

それとこれとなんの関係があるのだろう。
この人たちは何が言いたい。

TH「君のクジを見せてよ」

放送で呼ばれた時よりも血の気が引いていく感覚。背中の汗がツーっとたれていく。

「…は、外れたので、捨てました」

生徒会の人間たちは目を見合わせて意味深な顔でまたこちらに視線を向ける。

JM「何て書いてあったの？」

「何にも、書いてなかったですよ」

JH「白紙って事だね？」

「…はい」

こくりと頷くと生徒会の人間たちはキム・ナムジュンに目線を向ける。会長がニコリと笑ったのを合図に、キム・テヒョンが私の顎に手を添え、艶やかな笑みを浮かべこう言った。

TH「じゃあ当選者は君だね」

えなんで

美しすぎる艶やかな笑みを、ただただ見つめることしか出来なくなった

NJ「ようこそBTS生徒会へ」

あんたそれだけしか言ってないっす

「ま、待ってください。証拠はどこにもないです！私は外れたから捨てたって言ったじゃないですか！」

必死の抵抗を試みる。

JM「外れのクジには、BTSのロゴがプリントされてるからね」

「そ、そんなの揚げ足じゃないですか！」

JN「そうでも無いよ。当たりの人は一見白紙でもう1枚めくれるようになってたからね。あった人間ならわかると思うけど」

外れのクジを見ておくべきだった。
追い詰められてから後悔したって遅い。

自分で墓穴を掘った。

そうだ。私は全校生徒の中から

最強の悪運により選ばれてしまった1人だ。