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この学園は9割の人間が金持ちだ。
残りの1割の人間は勉学の為にこの学園を選んでいる。かくいう私もその1割の人間である。
こんな事をしている暇は1秒たりともない。
NJ「ようこそBTS生徒会へ」
上品に笑う生徒会の会長であるキム・ナムジュン。その横にはキム・テヒョンや生徒会の役員達がいる。
チヤホヤしてくれる、という雰囲気でもなく、ただ囲まれて珍しい物を品定めしている様な目でジロジロと見られている。なんて心地の悪い場所だ。
JM「ふーん。反応も幸も薄いね」
JN「幸薄いは悪口だな。顔は悪くない」
HS「逆に嬉しすぎてこのリアクションじゃないの？」
JK「だったらこんなに冷や汗かいてないですよ」
好き放題言ってくれるわ。
学園1チャラ男な男パク・ジミン。副会長のキム・ソクジンと書記のチョン・ホソク。学園1位2位を争うモテる男のチョン・ジョングク。
TH「や。昼休みぶりだね」
スーパーボールを片手に会長の椅子の横からひょこっと首をかしげるキム・テヒョン。この男もまたチョン・ジョングクと並ぶモテる男だ。
ヨナの情報がこんな所で役に立つなんて。
私としては悔しくて壁を思いっきり叩きたい気分。
TH「当選者は見つかった？」
「…いえ。皆目見当もつかないです」
ふーん。と言いながら私にゆっくりと近いづいてくるキム・テヒョン。
JM「僕達当選者見つけたかもしれないんだよね」
「…」
TH「俺たちはね、クジを全校生徒に配った後掲示板にこう書いたわけ」
゛当選者は本日12:00にBTS生徒会室へ来るように゛
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作者名：あおさ汁 | 作成日時：2021年9月21日 14時
