第21話 ページ24
Aside
「…………わたしをこの山車の上に乗せてください」
消防隊員「はっ!?」
「あの、この体制だと治療もなにも出来ないので上に登りたいのですが………あっ、上に登っても大丈夫ですか?」
消防隊員「あっ、そうですか……えっと上に乗るのは大丈夫なのですが………大丈夫ですか?」
消防隊員の目線はわたしの腰のところに注がれた
「なにがですか?」
消防隊員「えっ?出血してますよ?」
「ん?あー……きっと今まで治療してきた患者さんの血液が服に付いたんでしょう………(ごめんなさい、ウソです…でも信じて!)」
消防隊員「あっ!そうだったんですか
では乗せますね!
僕があなたの足を支え上にあげるので山車に乗ってくださいね」
「お願いします!!………っ!」
消防隊員「よいっしょっと………
どこも打ってないですか?」
「大丈夫です!ありがとうございます
救出の目処が経ったら教えてください」
消防隊員「分かりました!」
消防隊員が出口へと消えていった
男の子を診る
「対抗反射が弱い……」
バッグの中を探す
あるはずもない小児用の挿管チューブを………
「うそっ、あった……」
急いで挿管し、酸素が送られていることを確認をする
もう1度ライトを瞳に映し見てみると対抗反射消失が両目に見られるって事は
「脳ヘルニア……」
これ以上進行したら治療しても治る確率はかなり下がる……
それどころか死に至る
バッグの中をみて必要なものは全部入っていた
「まだ8歳じゃん!絶対死なせないからね
ごめんね
麻酔ないけど頭切るよ」
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さくら - 三井先生との絡みが見たいです!!!! (2017年8月22日 15時) (レス) id: 4bc161bff2 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - 話数が間違ってます×49○39ですよ (2017年8月21日 17時) (レス) id: 9ebde373b3 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 番号が間違ってます。 (2017年8月21日 16時) (レス) id: d2426bccbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - とても楽しかったですが、気になったところがあったので一点だけ…。喘息は、症状が出ている時にしか確定診断はされません。普段の風邪や腹痛、妊娠といった診察の時には、自己申告しない限り分かりません。 (2017年8月21日 0時) (レス) id: 6b6f574a60 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きが気になるので更新楽しみに待ってます!赤ちゃんはいったいどうなるのか少し気になります! (2017年8月18日 8時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:毛布 | 作成日時:2017年8月7日 1時