Epi=20 Aside ページ22
突然、今までのリーダーが纏っていた空気が変化した。
…それは、俺達の知っているリーダーの雰囲気。
「リーダー…？」
「…ぁー身体、ダリー…なぁ、これって、余計、に報酬、もらえる…？」
「智くん…!!」
翔ちゃんがリーダーに向かって叫ぶと、リーダーはゆっくりと翔ちゃんの方を向いて愛しそうに微笑んだ。
そんなリーダーを見て、ニノちゃんが一瞬だけ鋭い目をしたのは内緒にしよう。
「…っ貴様!!なぜ私の催眠が効かない…!!」
「あー…片目でしかみつめなかった、から…じゃね？」
まぁ、でも身体は勝手に動き出しそうだけど…
そういうとリーダーは、自分の掌を見つめて苦笑いした。
よく見てみると、リーダーの手はカタカタと小さく震えていた。
それより、『片目でしか』って…まさか…
「…リーダー、片方しか見えてない…？」
「！」
俺が小さな声でリーダーに問いかけると、翔ちゃんが勢いよく俺の方を振り返った。
リーダーは、そんな俺にいつものようにふにゃりと微笑むと、小さく頷いた。
これには、松潤もニノちゃんも驚いたらしくて驚愕の表情でリーダーを見つめた。
かくいう俺もだけど…だって、リーダーそんな素振り一切なかったから分からなかった…。
すると、リーダーはおもむろに刀を握っていた手に力をこめた。
「…とりあえず、おれを、殺せば…催眠、とけんだな…？」
「う、うん…」
「そう、か…」
「！…っダメだよ…!!智くん…!!」
「ちょ、翔くん…!!」
そんなリーダーの様子を見た翔ちゃんが、慌てたように立ち上がろうとした。
それを松潤が慌てて止めていたけど。
斗真さんも何かを感じたのか、慌てたようにリーダーの側へと近づこうとした。
「っおーちゃん、ダメだ…!!」
「あとは、たのんだぜー…あいば、ちゃん、まつ、じゅん…ニノ…」
「智くん…!!」
「貴様…!!」
「リーダー!!」
―ザシュ…!!
そんな不吉な音と共にリーダーの身体から真っ赤な血が噴き出した。
リーダーは、ゆっくりと自ら刺した刀を抜くとその場に倒れこんだ。
「…っいやぁぁぁぁぁ!!!!」
悲痛な翔ちゃんの叫び声を聞いた瞬間、俺は今の状況を理解することが出来た。
…リーダーが自分で自分を、刺した…？
その一部始終を見ていた蘇芳とかいう男が突然、腹を抱えて笑いだした。
「はは!!これは面白い!!やられたな、紅姫！」
「自ら死を選ぶなんて…！ほんと、使えない駒だったわ！」
その言葉を聞いた瞬間、翔ちゃんの空気が変わった。
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ヒロ(プロフ) - 麗夢さん» そうなんですね！！ご期待に添えるように頑張りたいと思います！！ (2013年9月5日 13時) (
レス) id: 6d879233f6 (このIDを非表示/違反報告)
麗夢(プロフ) - 益々楽しみですわー( *｀ω´)リーダー担なので、ワクワクしてます←更新頑張って下さい(*´▽｀*) (2013年9月5日 12時) (レス) id: 69df0b84f5 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 新九郎さん» むふふっ！←ほんとは、もっとキリがいい所で終わらせたいんですけど、文字数が私の邪魔をする…←ここからは、なるべく毎日更新したいな、と思っておりますが…どうなることやら…← (2013年9月4日 17時) (レス) id: 6d879233f6 (このIDを非表示/違反報告)
新九郎(プロフ) - 続きが気になるぅうううううう←すみません<(_ _)>でも、マジで続き気になります！更新頑張ってください！ (2013年9月4日 16時) (レス) id: e20e1e91b7 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 磁石真紀さん» ぜひ、お楽しみに！← (2013年9月2日 16時) (レス) id: 6d879233f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻野 x他2人 | 作成日時：2013年8月23日 11時
