気づいてよ《 七 》 ページ22
.
「て、事なんだよ。」
「はァ…手前 馬鹿だろ、」
取り敢えず一通りの流れを話し終えたら、聞こえてきたのはため息と私を罵倒する様な言葉。
せっかく話したのに納得が行かず思わず言い返す。
「ええ なんでよ中也くん!」
私、おかしい事 言ってないよ。
そんな気持ちで反論したら中也くんは言いずらそうに頭をポリポリとかいてから、
「だッてなあ ..
「えっ」
いや…でも、それは可笑しい。
だって、彼女は明里さんは__
「しっかり" 私は治の彼女 " だって...、」
「だから、騙されてンだろ。手前はお人好しだし先ず誰かを疑おうとしない。普通に考えたら其処を狙ったんだろうな」
" チッ、クソ太宰に色目使ッてAを泣かせて…気色悪りぃ、"
そう言って顔を顰める中也くん。
確かに、中也くんの言っていることは正しいのかもしれない。
_____ いや、よくよく考えてみれば可笑しな事じゃないか。
何故、彼女はなかなか見つからない図書館をピンポイントで当てられた?
どうして一通り泣いた後、勝ち誇ったような笑みを浮かべていた?
普通に考えたらわかることだ。
ただ、あの時の私は自分を見失っていた。
______ 悔しい。
.
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←気づいてよ《 六 》
308人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ratte*らて(プロフ) - ごめんなさい〜( ; ; )!誤字でした。即直しましたのでご確認お願いします((。´・ω・)。´_ _)) (2019年1月23日 23時) (レス) id: 1d7a6576dd (このIDを非表示/違反報告)
藤花 - Ratte*らてさん» 分かりました!更新頑張って下さい (2019年1月22日 7時) (レス) id: e5cdf08e96 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 「探偵社≪二≫」の二行目と、「探偵社≪三≫」の六行目、十六行目、十九行目の太宰さんが、「大宰さん」になってますよ。(間違っていたらすみません) (2019年1月21日 23時) (レス) id: fab1d5b1bf (このIDを非表示/違反報告)
Ratte*らて(プロフ) - 藤花さん» 読んで頂き有難う御座います!! 申し訳御座いませんリクエストは募集しておりません…(;_;)!お力になれず申し訳ないです。 (2019年1月21日 22時) (レス) id: 1d7a6576dd (このIDを非表示/違反報告)
藤花 - とても面白いです!リクエストして大丈夫ですか?知っているアニメ教えて下さい! (2019年1月21日 15時) (レス) id: 200719e148 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ratte* | 作成日時:2018年12月30日 23時