ろり番長14 ページ15
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私が出てから丁度よいタイミングで残り布の鞘も来たようでドオオンッと言う激しい音が聞こえた。
その衝撃で飛びそうになった帽子を慌ててぎゅっと押さえる。
両手で押さえながら鞘をじーっと見つめていると片方の鞘が切り裂かれた
あのやり口は鐵腸かな。
鐵腸「……開いた」
条野「いや開いたじゃないですよ鐵腸さん、貴方達のは外から開ける形式の《
条野の鋭いツッコミを軽々と交わしていたら、また別の鞘が痛々しく凹んでいた。
子「おい!開かぬぞ!」
条野「げっ!副長殿!」
A「ぎゃああ!てるちゃん!!」
条野と私の声がかぶった。
何時もの可愛いてるちゃんとは裏腹のドスの聞いた声。
声でわかるが、今のてるちゃんはかなり不機嫌なご様子。
子「血を!血を!血を見せよ!罪人共の血と命乞いを見せよ!早うせねば貴様らの手足を捥いで慰みとするぞ!」
福地「がはは!我等が悪鬼がお冠だ!」
A「笑い事じゃないよ隊長!てるちゃんが本気で暴れたら此処にいる全員が死ぬぞ…?」
福地「がはは!A君は子君に随分と怯えているのだな。」
A「そりゃそうだろ!もちろん普段は優しくて大好きなんだけどね…怒ったら怖いんだよ、隊長も長い付き合いなんだ。わかるだろ?」
うん。兎に角あの怖さは異常だな。
夜に一人でトイレに行けなくなるくらい怖い。
一人でてるちゃんの怖さについて語っていたら何時のまにか、てるちゃんが鞘から抜け出して居た。
子「かかか!命拾いしたな下郎共!
あと一秒遅くばわしの盆栽趣味のために手脚を程よく剪定されてあった所じゃ」
機嫌はさっきよりかは大分良くなっているので私は安心して、てるちゃんに駆け寄った。
(てるちゃんてるちゃん♡)
(かか!なんじゃ?ご機嫌じゃのうAは。)
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どぅー - 面白かったです!続きが楽しみです! (6月5日 18時) (レス) id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
Ratte*らて(プロフ) - み。さん» 有難うございます〜!番外編を出そうかなと思ったんですがキリが悪く…、17巻出たら速攻書かせていただきますね!気長にお待ち頂ければ幸いです (2019年4月9日 21時) (レス) id: 9c512a775a (このIDを非表示/違反報告)
み。 - わぁ!この小説すんごく面白いし私好みです!早く十七巻出ないかな…楽しみに待ってます!応援してますよ! (2019年4月9日 21時) (レス) id: e459f629a2 (このIDを非表示/違反報告)
Ratte*らて(プロフ) - 葵さん» 面白いと言っていただけて嬉しいです!漫画がないと続きも書けないので早く出て欲しいです…本当に。 (2019年4月8日 19時) (レス) id: 9c512a775a (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 凄い面白いです!更新頑張って下さい!漫画早くでてほしいですよね〜! (2019年4月4日 12時) (レス) id: d1d2291a4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ratte*らて | 作成日時:2018年11月19日 19時