カフェオレ。*03 (ページ6)

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そこには、縛られたレディはいなくて。

代わりに、「MJ誕生日おめでとう」と書かれたケーキを持ったSSとムロツヨッシーがいた。

「「誕生日おめでとうMJ！！」」

「…なんで誕生日って知ってんだよ…」

「ムロツヨッシーが教えてくれたんだよ」

「ちょ、だから俺はムロツヨシ！カタカナ5文字でムr((」

「ありがとう、SS…」

「俺はぁ！？」

「俺…今まで、本気で1人の奴に恋したことなんてなかったんだ」

「…MJ…」

「…お前が好きだ、SS」

「な、何言ってんだよ！俺は、ライバルなんだぞ？！」

「…お前なんてライバルじゃねぇよ」

「なっ…！」

むっすーとした顔のSSが可愛くて、思わず笑ってしまう。

「何笑ってんだ…よ…、っ！」

SSが言葉に詰まったのは。

俺がSSを抱き寄せたから。

「なにっ、離せ、離せって…！」

「誕生日プレゼント、頂戴？」

そのまま、女子の憧れ、顎クイして…。

「…っん！？」

キスする、と同時に。

「っってぇ～っ…！」

「ば、ば、ば、ばーかっ、ばーかっ！！」

「頭突き食らってやんの～！」

「覚えてろよMJ！」

「…ははっ…SS、か…」

俺たちの勝負は、まだ始まったばかり。