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SSと名乗った男と、勝負することになった俺。
…まぁ…お手並み拝見といこうじゃないか。
「助けて、助けてSS！」
「Aちゃん？どうしたの、ドア開かないよ？」
「上しかないの！飛べる？」
「上しかない？そんなわけないだろ」
そう言い残し、門を飛び越えるSS。
ふぅん…なかなかやるじゃねぇか。
…そう思った、その時だった。
SSはハナから小窓を目指しておらず、そのままドアへまっしぐら。
「えぇーっ！？」
「下もあったよ？？」
キョトン、とした顔で出てくるSSを呆然と見つめる俺。
かんっぜんに確信犯じゃねぇか！
「よし、俺はやったぞ！MJ！次はお前だ！」
「おいおい、何言ってんだSS、あれは飛んでねぇだろ」
「怖気ついてんのか？」
わかりやすい挑発。
それなのに、何故か俺は乗ってしまった。
「…分かった。見せてやるよ、本物を！！」
壁を蹴って門を飛び越えてー…。
そのまま小窓へジャンプ！！！
またまた完璧っ！！
って…
「…え？」
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作者名：salt_* | 作成日時：2017年8月29日 20時
