箱庭を壊さないように（NJ）4

154ーお迎え ページ4

ジュナと話していた車をようやく買って、ジュナが好きなキャラクターの小さなマスコットがいくつか車内に飾られた。






お店が出来上がってきているので、現場へ車で向かうことが増えた。







「え、もうこんな時間」





デザイナーの方や施工担当の方といろいろ話し込んでいたら21時。






ジュニが今日も帰りが遅いとはいえ、うっかりこんな時間まで。







挨拶をして帰ろうと車に乗り込んだときだった。







「ん？バンタンのマネージャーさんから電話だ…




はい、もしもし」





MG「あぁ、もしもし、遅くにすみません。



先ほどスタジオリハーサルが終わって、ナムジュニが残って作曲作業すると言ってたんですが、広間のソファで一休みしてたら寝てしまったようで…



このまま寝かしておこうか、それともAさんに来てもらおうか迷ってたんです。




でも明日のスケジュールもあるし、家で休ませたほうがいいかと。なんか今日は全然起きないんですよ」







「そうなんですね、わかりました、すぐ行きます。」








……








マネージャーさんに案内されたとおり、地下の駐車場に停めると、すぐに迎えにきてくれた。





MG「すみません、わざわざ」




「いえ、とんでもないです」





MG「普段、こんなふうに呼び立てることしないんですけどね。




…でも、ナムジュニって頑張りすぎるから。」




「たしかに…いつも夜遅いし」





MG「せっかく素敵なパートナーがいるんですから。お任せすべきかと思いました。」

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