【HQ】好きすぎてやばい【青葉城西】 (ページ9)

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国見「ただいま」

国見母「あら、おかえりなさい。Aちゃん！おかえりなさい〜」

貴「えへへ〜またお邪魔します〜」

国見母「いいのいいのよ！いつでもいらっしゃい(微笑」

英ちゃんのママはそう言って抱きしめてくれる

わたしは家族じゃないのに

英ちゃんの家族はいっつも優しいんだ〜

楽しいの！

国見「A、宿題今のうちにやりなよ」

貴「え〜」

国見「どうせ答え写すなら、今のうちにやり始めて。分からないとこは教えるから」

貴「わたし眠いのにい」

国見「はやくやり始めて」

ﾁｯ

英ちゃんの鬼！！！

わたしは仕方なく、英語の宿題を開いて

机に向かう

英ちゃんは自分の部屋だからってベッドに寝転がりながらスマホをいじってる

なんかむかつく……

国見「俺を見るんじゃなくて、机見て」

貴「英ちゃん、最近楽しそう」

国見「なに、急に」

貴「あの時から部活終わった後でも表情が優しくなったなぁって」

国見「………まぁね」

貴「ふふ」

青葉城西に入学して、部活が始まって

英ちゃんはいっつもつまらないって顔をしてて

ずっと心配してたの

英ちゃんも金田一くんも
中学の時からバレーをしてるのが苦しそうで…。
そんな英ちゃんたちをずっと隣で見てきて

つい最近

前みたいに英ちゃんたちがバレーを楽しんでるみたいで

わたしは嬉しかった

それはわたしが英ちゃんの帰りを待ってた時。
部活は終わってるはずなのに、なかなか来なくて勇気をだして体育館を少し覗いた

そこで見たのは先輩たちに囲まれて笑って泣いてる2人の姿

今までにないくらい嬉しそうに笑って

嬉しそうにスパイクを打ってて

わたしは思わず泣いちゃったんだけど

その時から英ちゃんはバレーのことをたくさん話すようになって

そんなことがもうすっごく

嬉しかったの！！！

貴「英ちゃんが笑っててくれて嬉しいよ〜」

国見「……………………」

英ちゃんは私の言葉にそっぽを向いてまたスマホをいじり始めた

本当によかったね…のびのびバレーができる居場所に出会えて

またたくさんバレーのお話聞かせてね

英ちゃん！！！！