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国見「はい、ここです。及川先輩」
教室に入ってきたのは
あの人でした
ｶﾞﾀｯｯ
私は熱くなった顔を抑えながら、机の下に隠れた
こんな同じ空間にいるなんて耐えられないよぅ〜…
及川「これこれ、合宿の承諾書ね！遅くなってごめんねー」
国見「あ、いえ、大丈夫です」
及川「これさ金田一とか、他の1年にも渡してもらっていい？」
国見「分かりました」
英ちゃんと話していて、近くにいる女子や廊下から黄色い悲鳴が聞こえる
こんな女子たちの歓声に笑顔で手を振っている
か、カッコよすぎるよ…
美愛「A！話しかけるチャンスよ！！？」
由奈「ってA？！鼻血！鼻血！！」
美愛「ちょっと！意識保ってってば！」
カッコよすぎる…！
あんな笑顔近くで見れない…！！！
いつの間にか私は鼻血を出して、白目を向いていた
どうしよう心臓の鼓動が鳴り止まないよ…！
国見「はぁ…なにしてんの」
美愛「国見くん！Aが鼻血…;」
国見「はい、ティッシュ」
貴「あでぃがど…あぎらぢゃん…ｽﾞｽﾞｰ」
国見「吸うな」
貴「うっ！！！！」
いきなり英ちゃんに鼻にティッシュを詰められて、思わず低い声が出る
英ちゃんひどい！！
女の子として扱ってくれないなんて！
英ちゃんは表情ひとつ変えずに、私の頭を軽くポンと、なでた
国見「たまにはしっかりしたら？」
貴「えへへ」
昔から面倒ばっかりかけちゃってるけど
英ちゃんはやっぱり最後は優しいよね
国見「たてる？」
貴「うん、大丈夫〜」
ソっと手を差し伸べてくれて、
私はその手を握って立ち上がる
自然と笑みがこぼれて、英ちゃんも呆れたように笑う
由奈「そういえば、話は終わったの？」
国見「まぁ」
由奈「Aもあの時話しかけちゃえば良いのに。ねぇ？」
美愛「ほんとほんと。勿体ないよ」
国見「意気地無し」
貴「みんなひどいよ〜〜」
ドキドキして
苦しいけど
こんな楽しいみんなと楽しい時間を過ごせる日が
ずーっと続くといいなぁ
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作者名：あられ猫 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年7月2日 22時
