朝食のお時間 ページ9
食堂へ向かうと一般庶民の私には考えられない朝食だった。
「うわぁ、凄いですね。毎日このような物を召し上がっているんですか?」
「嗚呼。身体をよく動かす分これくらい食べる」
「なるほど…。白騎士様には弟さんが居らっしゃると聞いたのですが」
少し弟さんの事が気になる。
「ハインツの事か。」
ハインツ様は国王陛下の息子。つまり白騎士様はかなりお偉い様だ。
そんな人の横に立てるなんてどれ程の幸せだろうか。
「私ここに居ても大丈夫なんでしょうか…」
ちらっと前を見ると視線が凄い。
「大丈夫だ、気にするな。」
そう言って白騎士様がこちらを見ていた人たちに視線を向けると彼らは何もなかったかのように視線を自分の手元に戻した
強い…
朝食を食べ終え、ロイド様の部屋へ向かう時間になった。
ロイド様は何を考えているのか分からない。
ミステリアスな雰囲気がある
ノックを3回。
「ロイド様、(人1)です」
「入れ」
その言葉の通りゆっくりとドアを開ける。
「早速だが、(人1)。お前には補佐の仕事をしてもらう。」
「は、はい!補佐ですか…」
「不満か?」
「いいえ」
「ボーグの隣の部屋は空き部屋だ。そこを使ってくれ」
「補佐…と言ってもやる事は報告書の作成…詳しくはこれを目に通しておくといい」
ぺらっと出された紙を丁重に扱う。
「わかりました。」
話はそれだけで、ホッとした。
取り敢えず部屋に向かう事にした。ボーグさんの隣か…。
何かあれば頼れそうだし良かった。
「話はこれだけでしょうか?」
「嗚呼後は自由にしていい。」
「そうですか、では失礼しました」
ゆっくりとドアを閉めるとホッと息をつく。
なんだか今日は風が騒がしい。
何が起きてるのだろうか…。
きっと私には知ることもできない世界なのだろう。
ウィンダミアはここ最近他国とのやり取りが厳しい。……私のたった一人の友人に"フレイア"という子がいるけれどその子は今どこにいるのか消息不明で噂では他の国に行ったのではないか…。などと騒がれている。
そんな事私は絶対信じない。だってそれはこの国に対する侮辱、反逆。それを知ってまで国を旅立つってちょっと考えられない。
「何処にいるの…フレイア…」
風がどんどん強くなる。ざわつく。
ルンも光る。
____
腐ったりんごは補佐になる
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好喃(プロフ) - まいまいさん» 返事遅れてしまい申し訳ございません^^;コメントありがとうございます!これからの展開に是非期待してください!更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2016年10月5日 13時) (レス) id: b160366ddb (このIDを非表示/違反報告)
好喃(プロフ) - コメントありがとうございます!時空を超えて空中騎士団に出会う読んでます!そう言っていただけると嬉しいです(^^)ことは♪さんがもし困った時があったら私も協力します(^O^)更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2016年10月4日 23時) (レス) id: b160366ddb (このIDを非表示/違反報告)
フレイア♪ - 困った時は協力するのでどんどん頼って下さい! (2016年9月26日 16時) (レス) id: 6eed33f33a (このIDを非表示/違反報告)
フレイア♪ - 時空を超えて空中騎士団に出会うを書いていることは♪です!フレイア♪と書いていますがね、信じてください、とっても面白いです!自分はボーグがちょっとクールっぽくなってるので羨ましい限りです! (2016年9月26日 16時) (レス) id: 6eed33f33a (このIDを非表示/違反報告)
好喃(プロフ) - 梓さん» コメントありがとうございます!今後どうなっていくかはお楽しみに…!更新頑張るので宜しくお願いします! (2016年8月31日 20時) (レス) id: b160366ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:好喃 | 作成日時:2016年7月3日 0時