episode30 ページ35
SIDE 日番谷冬獅郎
巨大虚の出現によってやってきた中学校。
逃げ惑う生徒達。
＿＿＿世界の均衡は崩れかけていて。
ああクソッ！
力のない自分にイライラした。
刀を手にかけた時だ。
そこで、聞くはずのない音を聞いた。
聞きたくて、聞きたくて、でも聞くことは出来ない、聞いてはならない音。
チリン。
小さく、小さく、
大好きな音が、
鈴の音が響いて、
何故か泣き出しそうになる。
＿＿＿震える指先に精一杯の力を入れて、氷輪丸を握った。
あの日、を振り切るように刀を上に振り上げる。
でも。
渾身の力を込めて振り下ろした氷輪丸は、虚しく空を切った。
代わりに見えたのは、
懐かしい、彼女の姿。
刀を振るう彼女の姿に、
もう死覇装を着ていない彼女の姿に、
短くなってしまった彼女の髪に、
痛々しく巻かれた包帯に、
ポツリ、
一雫だけ、涙が伝った。
もう泣かないと決めたのに、
強くなろうと誓ったのに、
それでも彼女には追いつけない。
でも。
やっと見つけた＿＿＿＿。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
無駄な行稼ぎ←
なのに短い！
ネタがきれてるんだ…っ！←←
この行稼ぎはまだまだ続きます泣
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エレナ - この物語りすごく好みです (2014年11月7日 23時) (
レス) id: 8f20bd515a (このIDを非表示/違反報告)
ブルー♪ - つまらないなんて!神ですよ!めっちゃ読みやすいです! (2014年5月5日 22時) (レス) id: df036c3437 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 龍騎さん» 有難うございます…！！続編も楽しんでいただけたら嬉しいです (2014年2月14日 22時) (レス) id: 98ad62671f (このIDを非表示/違反報告)
龍騎(プロフ) - すっごい面白くてスラスラ読めちゃいます！ (2014年2月12日 19時) (レス) id: adf936d503 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - レニさん» ありがとうございます！ぜひ続編も読んでくださいね！ (2014年2月10日 23時) (レス) id: 98ad62671f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花奏 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2013年12月30日 17時
