夏の罪【山田二郎】 (ページ2)

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罪ページ2

貴方side

7月1日

莉蘭「おっはよー！」

そう言って莉蘭は私に抱きついた

『ちょっ！暑いし重い！』

莉蘭を押し返し朝っぱらから急になに？と言ったらウィンクしてごめんねっ☆ と言う…こいつ…

莉蘭「いやー今回テスト終わったし夏休みまであともうちょいだしねっ！
今年の夏は海にも行きたいし遊園地プールなんかもいいし！！」

キャッキャ言いながらいろんな雑誌の特集ページを広げる

『え！なにそれ！最高！行きたい！行こ！』

お互い目をキラキラさせながら予定を立てようとするが…

キンコンカンコーン
《至急市埜瀬A 山田二郎進路相談室までくるように繰り返す…》

莉蘭「あんたまさか、、」ｻｧｱ

『ｳｯすまん、多分またテストのことだと、、』

そうなのだ、私は大の勉強嫌いで今回テスト当日の朝に莉蘭に重要なところを教えてもらって受けたのだ。私もわかってるんだやらなきゃいけないってでも体が拒否するんだよ？！謎に部屋の掃除したりマンガ読み漁っちゃったりするんだよ？！

莉蘭に教えてもらってたりしたんだけどあまりにも理解できなさすぎて(超頭がいいので呪文のような言葉だらけだったんだよ！)お手上げだった。
それからもいろいろ教えてはもらってるんだけど左から右へ〜てな感じ、、

莉蘭「今回は私の手助けはいらない！1人でできるんだ！って真に受けた私が馬鹿だったよ」

『その日はできると思ったんだよ泣』

莉蘭「まぁ、行ってきなよ地獄の進路指導室」

『ｳ､ｳﾝ』