六月六日 ページ2
Aside
お父さんが_んだ。
奇妙な病で｡
その病はとても奇妙でお通夜やお葬式は
まともにできる状態ではなかったから
今日の四十九日法要に
父の知り合いを呼び簡潔に執り行った｡
法要は終わったけど…
もう父はいないという実感が湧かないな…
___
六「お父さんのお骨、どうする？」
セレモニーホールをでて
紫陽花の咲いているところに来た
父は親戚との関係を完全に絶っていたから
お墓がどこなのかもわからない。
あ、六美はいないよ
『ずっと手元に置いてちゃダメかな…』
六「流石にだめだよね…」
ﾎﾟﾂﾎﾟﾂ
小雨だったのがだんだん強くなってきたけど
そんなのどうだっていい
今日はお姉ちゃんの誕生日なのに｡
なんで晴れじゃないんだろう
なんでわざわざこの日に法要をしたのだろう…
「帰りたい…」
『お姉ちゃん、何か言った？』
六「何も言ってないよ？」
六「……いたっ」
『お姉ちゃん？！
っ…その、手、』
お姉ちゃんの手には
青緑色の美しい石が生えていた
それは
『何で今まで言ってくれなかったの？！？！』
六「それは…」
バツが悪そうな顔をしたお姉ちゃん｡
六「私も………もうすぐ_ぬのかな」
『お姉ちゃん！！！』
そこで気づいた
こうなるまで言えなかったのは私のせいだと。
そして謝ろうとした___
？「死ぬくらいなら……うちに来ませんか」
？！
驚いて振り返るとそこには
雨に濡れた私たちの方に傘を傾ける
喪服姿の青年が立っていた______
_____
next⇒♡×２
続く
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精華(プロフ) - 続きが楽しみです。更新お待ちしています。 (3月7日 23時) (
レス) id: 6e57868da1 (このIDを非表示/違反報告)
ria(プロフ) - 燐燐さん» ありがとうございます…！！見てくれている人がいると知れてとても頑張れそうです！！更新頑張ります！ (2月27日 18時) (レス) id: ebea0fb2d6 (このIDを非表示/違反報告)
燐燐 - とても面白かったです。更新待ってます！！ (2月26日 22時) (レス) id: ebd328ba63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ria | 作成日時：2023年11月30日 17時
