3話目:絵心甚八 ページ4
第三話(今回はちょっと短い)
『絵心甚八』
それから数日後、アンリさんからの連絡が入った
帝襟『もしもし?優ちゃん?』
三戸部「はい、どうしたんですか」
帝襟『今から優ちゃんにブルーロックでの仕事の事と、紹介したい人がいるの、いまから迎えに行くから、荷物とか準備しててね』
三戸部「はぁ」
ピッ
三戸部「しばらくは帰れそうにないな」
それから迎えに来たアンリさんと一緒に一ヶ月後に他の県からやってくる彼らの過ごし場となるブルーロックに向かった
三戸部「あの」
帝襟「ん?」
三戸部「さっき電話で話してた紹介したい人って?」
帝襟「あぁ!きっとこの部屋に居るはずよ」
どんな人なのだろうか
ガチャ
三戸部「は…?」
ズズズ… ズズズズ…
帝襟「あ!絵心さんまたゴミこのままにして!」
???「どちらにせよ、アンリちゃんが片付けてくれるんだからいいでしょ」
帝襟「良くないです!!」
三戸部「あの…」
帝襟「あわわ、ごめんね〜…」
「この人が、今回のプロジェクトであるブルーロックを手掛ける絵心甚八さん」
三戸部「は、はあ…?」
絵心「やぁ、君がブルーロックでマネージャーをやってくれる三戸部靖くんだね」
三戸部「は、はい…」
絵心「君にはここに来る才能の原石共の世話とここの掃除、そしてときにはアンリちゃんのお手伝いをしてもらう」
三戸部「そんなに…」
絵心「アンリちゃんからは聞いたよ、君はとても申し分ないエゴがある」
「そんな才能を選手として出せないのが悲しいね」
三戸部「ほ、褒めてるんですか??」
絵心「褒めてる褒めてる」
棒読みー…
絵心「まぁ、才能の原石共が来るのは一ヶ月後だからね、その間にブルーロックの迷路みたいな道を覚えてくるといいよ」
それから自分は絵心さんの言う通りブルーロックの道を覚えようと歩いていた
三戸部「(本当に迷路みたいだな…選手達もこれから大変なことがあるのに、建物さえも大変だな)」
それから一ヶ月後
元々すっからかんだった会場には時間が立っていく内にどんどんスカウトされてきたであろう彼らが姿を表し始めた
三戸部「そろそろですね」
帝襟「そうね…」
もう少しで、この約300人の人生は、
これからどんどん絶望とサッカーへのエゴでぐちゃぐちゃにされる
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作者名:カンちゃん | 作成日時:2022年11月23日 22時