一話目:誘い ページ2
第一話
『誘い』
???「あの子ね…」
タッタッタ…
はぁ…はぁ…はぁ…
モブ「三戸部!こっちにパス出せ!」
タッタッタ タッタッタ
はぁ…はぁ…
「三戸部ッ!!」
黙れよ……
点を取るのはお前らじゃない…
お前らはただの脇役…
お前らは私にボールを回せばいいだけだ…
あと少しでゴール前……
「はぁ…はぁ…はぁ…」
モブキーパー「ひっ……」
キーパーの彼の目に見えたのは
ぐわっ…
ドンッ…!!!
まるで……
ガコッ
Pーー!!
自分が一番という…殺し抑えているような
鷹のような目だった
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『ありがとうございました!』
ざわざわ…
三戸部「……」しゅしゅ…
試合が終わったあと、ベンチに座りながらサッカー用のシューズから学校用のシューズに履き替え紐を結び、その場を離れようとしたその時
???「貴方が…三戸部靖さん…よね?」
三戸部は急に後ろから声をかけられ少し驚いていた
声をかけられた後ろを見ると、ピンクに少し黒みがかかっている髪色の女性が立っていた
???「え、あれ?間違えちゃった?ええ?どうしよう?!」
三戸部「あ、いや…間違ってないですよ、三戸部であってます…」
???「あ〜〜…良かった…」
安心したように少し顔を俯かせた
三戸部「それで…なんのようです、?しょうもないことだったら帰ります」
???「うわぁ〜!帰らないで帰らないで!!」
「ごめんね〜…急に、私は帝襟アンリ日本フットボール連合のものです」
三戸部「フットボール連合…?」
帝襟「そう!実は、私の考えてるこれからの日本フットボールの事をあなたに手伝ってほしいの」
三戸部「手伝う?どういうことですか?」
帝襟「詳しく言うと少し長くなるんだけど…」
アンリさんの話によると、今の日本のままじゃ世界には勝てない、"ブルーロック"というサッカーボールの特別施設で色んな県からスカウトした18歳以下の高校生達に色々なサッカーのゲームをさせ、三百人、いや…229人の中から一番に上り詰めた一人が世界一のストライカーとなる、とかなんとか
三戸部「それで…なぜそんな大事なことを私に?」
帝襟「どうしても貴方が必要なの…と、言っても基本はマネージャー業だけど、貴方に実際に試合を見て世界に近づくためのアドバイスを貰いたいの」
三戸部「自分は見ての通り普通の高校生です、そんな世界の為に役にたてる気がしません」
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作者名:カンちゃん | 作成日時:2022年11月23日 22時