双黒は。【文スト】【短編集】リクエスト受付中！

いつまでも※死ネタ注意※ ページ8

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・影様からのリクエスト
・太宰治(黒の時代)※死ネタ
・夢主ちゃん18歳、マフィア構成員
・夢主ちゃんと太宰さんは恋仲です


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太宰side



太宰「……任務？」


私の執務室に「ごほーこくー」と云って入ってきたAの言葉を繰り返す。


A「そう、今回の任務は人手が要るらしくて」


太宰「危ないよ、不安だよね、私も一緒に行くよ」


A「太宰は他の任務があるでしょ？」


「でも」と私は口を開くが、Aは苦笑いして


A「大きな密輸組織を潰しに行くだけだよ、それとも私の腕をお疑いかな？」


と云った。


「それは…」とだけ云って私の口は塞がってしまう。


慥かにAの銃の腕は組織の中でもトップクラスだ。


A「…だから、待っててよ」


そう云ってAは執務室を出て行った。


＿＿厭な予感しか、しなかった。



　

Aside



太宰にはああ云ったけど、本当は強がっていただけだ。


そもそも件の密輸組織というのは、ポートマフィアの武器を輸送中に奪うぐらいのことしかしてこなかった。


その組織について情報も乏しかったので、マフィアは手を出せずにいた。
　

…然し、其れを幸運と思ったのか、その組織は奪い取った武器でマフィアと対立している組織を攻撃した。


その所為でマフィアは無駄な恨みまで買ってしまったのだ。


どうにかして止めたいが情報は未だ乏しい。


そこで私達が送り込まれた。


情報のための特攻兵の様なものだ。


異能を持たない私の武器である銃を上手く使っても、恐らく勝てないだろう。


…否、今回の私達の“勝ち”は、誰かが情報をマフィアに持ち帰ることでもたらされるのだ。


＿＿「「「突入ッッ！」」」


後ろで声がした。


私達は拳銃を構え、突撃体勢になる。



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＿＿さよなら、太宰

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