【鬼滅の刃】一妻多夫制の柱さん

三人の旦那 拾捌 ページ24

産屋敷｢今回はここまでにしよう。お疲れ様｣


柱｢御意｣


お館様からの労いの言葉を最後に柱合会議は終わった。
お館様がご息女様達に手を引かれながら、部屋を出られた後、私たち柱もそれぞれの任務や屋敷に戻って行く。


何人かの柱と話を少しした後、私も遅れるように産屋敷邸を出た。


鼻歌を歌いながら屋敷への帰路を歩いていると突然手首を捕まれ、後ろに一歩後退ってしまう。


あーぁ、気付かないフリしてたのにな〜
冷や汗をかきながら後ろを振り向くと、不機嫌な様子の旦那達が勢揃いで立っていた。


不死川｢おいA、理由聞かねぇと納得出来ないっつったよなァ？｣


｢(汗)｣


私の腕を掴んだのは実弥だったようで、目線を逸らすと掴む手の力が強くなったような気がした。


伊黒｢黙りは許さない。それと、あの竈門炭治郎とこの二年間何をしていたんだ。時折居なくなっていたのも竈門炭治郎の為だったのか？｣


｢あのー、えっと………うん……｣


いつもの如くネチネチとした喋り方で私に問う小芭内は先程の件もあり、とても不機嫌な様だ。


冨岡｢……｣


｢せめてなにか言ってよ義勇!!!｣


冨岡｢……｣


｢………………｣


冨岡義勇!!!←


冨岡｢(………なぜ俺まで)｣←詳しく話を聞く為、二人に連れてこられた


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
私の屋敷に着くと三人を自分の部屋に招き入れ、私と義勇で細かい経緯を話し始める。


説明が下手な私と口下手な義勇ではなかなか話が進まず理解が難しかっただろうが、その説明の仕方に数年で慣れたのか二人は頭を抱えながらも理解してくれた。


不死川｢言いてぇことは分かったが、俺は認める気はねェ｣


伊黒｢Aの意見は尊重しよう。だが、明らかな確証がない限り俺も信じない。鬼は大嫌いだ｣


｢………ですよね｣


でもやっぱり駄目なようだ。
私だっていきなり言われたらこうなるし、仕方ない。
これからあの二人に頑張ってもらう他余地は無いだろう。


｢(しかも実弥に至っては炭治郎に恥かかされたからな〜
仲は良くならなそうだわ)｣



その後それぞれと会う約束をしてからお開きになり、三人は帰って行った。


帰った後は隊服を脱ぎ、動きやすい浴衣に着替えてから
風呂道具一式を揃えて風呂に入る準備をする。


今晩は私の担当地域の見回りを藤丸がやってくれている為、しっかり睡眠を取れそうだ。


準備を済ませてから自室から出ると壁に寄り掛かる人物がいた。


｢あれ、帰ったんじゃなかったの？

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