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「……ここでいい?

「あぁ。…昨日はありがとう。

「どういたしまして。





クロスは石の上に座り花火を今か今かと楽しみにしているように見えた。やはり子供だなと思えば笑いが込み上げてくる。……あのときも二人で座って花火を見た。何であのときに告白出来なかったんだろうって今でも思ってる。





「…A、手、繋いでいいか…?

「…いいよ。





花火が咲いた。ひんやりとする体全体に彼の大きな手は毒だった。明日になればきっと消える。明日になったらこの夢は覚めてしまう。明日になったらもうクロスの体は消えてしまう。





「………A、おれ、さ、……A?

「…クロス、好き。

「…………A、なんで泣いてるんだよ。

「ずっとずっと、好きだった。それなのに、死んじゃうから。

「……A、俺も、好きだよ。





消えてしまうにこんな事を言ってごめんなさい。でも、クロスも好きって言ってくれたから。明日になったらきっと、きっと冷たくなるから。






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ろきるふぇのん(プロフ) - 待ってました〜!今回も楽しく読ませて貰います♪ (7月18日 0時) (レス) id: fa9a6609c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kimi | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年7月17日 17時

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