【AU】黒社会

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A「ご、ごめんね、そっちの事情も知らないで勝手に聞いちゃって……。い、色々あったんだよね………、

sd.n「…こっちも、御免なさい。







ナイト君は悪くないのに。昔もそうだった、彼はすぐに謝るような性格で、同じ同級生の男の子達に虐められていた。ドリーム君と私で男の子達を追い払ったのも良い思い出だなと思い出と余韻に浸っていた。







A「ナイト君、変わらないね。今も昔も。

sd.n「お、お恥ずかしいですよ……。直ぐに謝る癖は直せってAさんから言われてたのに……。








私と昔そう言ってたなと、またまた思い出していた。ドリーム君の事について聞こうと思ったが、ナイト君が語りたがらないので深追いするのは辞めておいた。彼との関係を終わらせたくないから。








A「その、ナイト君が良ければですけど、連絡交換しませんか。

sd.n「え、あ、お、俺で良ければ……。







付き合いたての恋人のような恭しい会話。昔は私も彼に対してはタメ口だったのに、大人になったナイト君を目の前にすると何故かタメ口にはなれなかった。昔は身長が小さくて、弟のように可愛かったのになと悲しみを覚えながら。








A「…私はそろそろ戻らなきゃ。また予定があったからこうやって二人で会おうね。

sd.n「で、でしたら、俺がおすすめの店とか、その、予定しておきますから…！







こんなに逞しく、そして立派な大人になった彼を少しだけ格好良いと思ったのは絶対に秘密なのだが。







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