【AU】黒社会

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彼女からの返信がない。Aさんの仕事関係上の先輩とやらは何度もAさんの電話番号に掛け続けているが「繋がらない」と困り果てていた。







cr「…あ"ぁ…、Aさん…！








キラー先輩になんて言われるか分からない、Aさんは無事なのだろうか。好きなもの一つも分からない相手なのに、こんなに必死になっている自分はどうかしているのではないかと思っていた。







寧ろ気を許してくれたら私もすごく嬉しいから。なんて、この裏社会に来て、はじめて安心するような台詞に落ちていたのかもしれない。これが裏のものだったら違う話になるのだが。








冷たい顔をしているくせに、口から出るのは安定的な音色と温かい台詞。心の拠り所みたいだ。








「晚上好(こんばんわ)〜♪

cr「え、せ、せんぱ、Aさん…！？どこ行ってたんですか!!!








そこに居たのはキラー先輩と、髪が酷く荒れたAさんがそこにいた。Aさんの肩を強く掴み「どこに行ってたんですか!!!!」と、自分でも驚くほどの声量が出ているような気がする。







A「く、クロス、さ、……ん、






彼女が苦痛の顔をしているのにも気づかないで質問責めしてしまっていた。








ki「おい、離れろ。殺す、ぞ。

cr「っ……、す、すみません…！







酷く睨まれたって構いやしない。Aさんが無事で良かった。それだけを思っていた。








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