* ページ8
*
ni「…A、今日はお前の命日だな。
そう名前を言われた少女はにっこりナイトメアの顔を見る。記憶は年中蘇る、それと同時にAと蘇ったのではないかと錯覚するほど。
ni「…なぁ、サンドイッチが、好きだったろ。
変に不器用な形のサンドイッチ。ナイトメアは墓石とにらめっこをしている。愛してる、けれど触れられない。ナイトメアの心を奪ったのだ、ある意味お前は悪女なのだろうと喉を鳴らして笑った。
ni「…怒ってるか、別世界から他のお前を捕らえて。…こうしないと、俺が、可笑しくなるんだよ……、
こんな風になるのだったらお前の手で殺してほしかったと呟いた。
ni「…愛してる、誰よりも、2番目のお前なんかよりも、3番目や4番目なんかよりも、どんなお前を愛している。でも、1番目の、お前を、Aを、愛してる…。
愛の奴 隷は飼い主がいなくなってから尚、主人を求め続けている。ナイトメアは死んだ飼い主につけられた首輪を誇らしく付けながらも歩き続けている。
一生消えることのない愛の遺骨は彼の体となり生きている。
ni「好きだ、A……、
甘く囁いても、その場に残るのは虚しさだけなのだから。
*
43人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おパブロで。 - うへへへは、kimiさんの小説がどんどんハイレベルに…! (2022年11月1日 19時) (レス) @page27 id: e2ea27c298 (このIDを非表示/違反報告)
Rokill-fenon(プロフ) - あぁ…このメリバ感最高です…生き甲斐です (2022年10月30日 1時) (レス) id: fa9a6609c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ