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「俺、そーゆーとこあんまし好きじゃないんだよね」
「暗いっすね、、」
「その悪趣味なぬいぐるみもね」
やがせんの術式で作り出されたそれ
俺はあんまり好まないってゆうか
「痛ええっ」
ただ単に面倒
「乱れてる、集中して」
「っ、くそおおおお!!!」
「だから言ったのに笑笑」
暗い部屋に同じ映画
殴られてばかりの悠仁くん
だったけど
「悠仁くん、良くなってきてるね
悟に巻き込まれたんだって?」
「すげえもの見せてもらった!!」
それだけでも人は変わるもんなんだな
俺は変わらず貰ったお酒で退屈しのぎ
「上條さんはお酒飲むんだ」
「んー大人だからね あと、Aでいいよ」
「Aさん!
Aさんの目って真っ赤ですよね!」
「うん、そー見る?」
「すげえ、五条先生と真逆なんだ」
「あの人は六眼、こっちは零眼」
「零!!!!」
あまりにもキラキラした目で見つめてくるものだから
視線を映画に戻した
「良くなってる、ぬいも反応してないし」
「あざーっす!」
「元気だね、
俺自室戻るけど悠仁くんはここで寝る感じなの?」
「多分?」
「そう、おやすみ」
人の成長をこんなにも実感することがあるのか
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作者名:とむか | 作成日時:2024年3月15日 18時