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視点:カカシ

「はたけ君...君ってやつはね、どうしていいとこばかり持っていくんだい?!」

突つかれた河豚(フグ)のように頬をプクッと膨らませるA。

可愛らしい、不意にそう思ってしまった。

「はははごめんごめん。」

いかんいかん、子供相手に何変態じみた事言ってんだか...。

我ながら気持ちが悪いな。

俺は切り替えるように新しい話題を振った。

「ナルト...すぐに助けてやらないで悪かったな、怪我させちまった。」

“お前がここまで動けないとは思ってなかったからな”、恐らく気にしているであろう事をあえて触れる。

案の定、ナルトはバツが悪そうな顔をした。

「とりあえずサスケ、それからAよくやった。まさか水溜まりに気づくとはやるね。」

“なんだか、水溜まりがやけに多いね”

そうAが言った時は、少しばかり驚いたものだ。

優秀優秀!と優しくAの頭を撫でた。

まぁ...頭撫でただけだし、犯罪にはならないでしょ。

いつもの様におちゃらけた言葉を返してくる、と思っていたが実際は180°も違う

Aは驚いた様に目を見開き、頬を赤く染めあげた。

予想もしなかった出来事に、俺は思わず体が硬直する。

まさか、こんなに照れてくれるとは...。

年相応の反応をされるとこちらも困ってしまう。

「あ、当たり前だろう!なんてったって奇跡の天才児だからね!」

が、すぐにいつもの調子で声を上げた。

まるで恥じらいを誤魔化すかの様に。

ほんと恐ろしい奴、大人()を期待させないでよ全く。

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日向 - 凄く面白かったです!夢主が顔を真っ赤してカカシ先生が期待する所がもの凄く良かったです。 (2022年1月26日 17時) (レス) @page22 id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:平和ボケマンボウ | 作成日時:2021年2月26日 17時

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