○story4 ページ4
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「南雲さん、もう少し視界に入るような形で話しかけてもらってもいいですか。驚きます」
「またまたァ〜、僕ってわかってて今の投げてきたでしょ」
「………とにかく急に現れるのは心臓に悪いのでやめてください」
「あ、話逸らした」
かわいくない後輩〜〜、と南雲は後ろでAに寄りかかりながら彼女の頬を指でつつく。
Aはニコニコと笑う彼の手を払わずにそのまま坂本に対してすみません、と謝る。
これに関しては南雲の手を払ったとしてもまた同じようなことをしてくると彼女はわかっていたからだ。
そしてそんな3人の会話を金髪の男と赤髪の女が驚いた表情で見ていた。
確かに気持ちはわからなくもない。
なぜなら南雲が話しかけた途端、Aがノールックで彼に向けてナイフを投げ飛ばしたからだ。
南雲が軽々と避けるのでそんなに威力はないのかと思ってしまうが、投げられた先を見るとコンクリート製でできた壁が粉々になっている。
しかも南雲や坂本はそれに慣れているかのような雰囲気を醸し出している。
バケモンかよ…と金髪の男が引いていれば赤髪の女が「シン、あの女何者ネ」と耳打ちする。
どうやら金髪の男はシンという名らしい。
彼は「いや俺も知らねーよ……でもあいつと一緒にいたってことは同じ殺し屋なんじゃねーの？」と南雲とAの方を見ながらこう言う。
そして彼らがそうコソコソと話していれば、南雲が「あ、なんでここに？って話だったよね」と坂本たちに向けて口を開いた。
話し始める彼に対してAは私のセリフ……と考えるが、あまり話すのが得意ではないので今回限りは気にしないことにしたようだ。
「最近、こっちの世界で殺し屋殺しが頻繁に行われているんだ。何者かの手によってね」
「殺し屋殺し……？」
南雲のそんな言葉にシンは「そんなん別に珍しいことじゃないだろ」と不思議がる。
確かに彼の言う通り殺し屋同士のイザコザなら多少なりともよくある話だ。
しかし、今回はそのレベルを超えていた。
殺し屋連盟に関わりが深い組織30社。
その中のプロの殺し屋100人以上がこの数ヶ月で惨殺されていた。
100人以上、ということはプロの殺し屋の4分の1である。
これは明らかな殺し屋連盟に対するメッセージだ。
「犯人は現場に必ずバツ印を残すことから…
「…！」
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飴(プロフ) - 続きみたいです (1月17日 23時) (
レス) id: 5dbd17dea3 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - わぁぁ！！更新ありがとうございます〜！！！とても面白いです！応援してます〜 (1月12日 22時) (レス) @page21 id: 15ea9621b8 (このIDを非表示/違反報告)
夜(プロフ) - 続き、見たいです (11月19日 21時) (レス) id: 69bcc1908b (このIDを非表示/違反報告)
Dorothy(プロフ) - skmt夢はなかなか見つからないので有るだけでもありがたいです。更新、ゆるりとお待ちしてます。頑張ってください (10月25日 8時) (レス) @page20 id: 7168971a27 (このIDを非表示/違反報告)
りゅーむ(プロフ) - @さん» コメントありがとうございます。面白いと言っていただき嬉しいです…！ (8月6日 16時) (レス) id: a97d12a549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅーむ | 作成日時：2023年7月26日 17時
