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○story1 ページ1

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陰がさらに陰をつくる夜の闇。

窓の外では、都会の夜の音が低く渦を巻いている。



ホワイトタワーの室内には見事な色彩が施された壁画や天井から下がった骨董品のようなシャンデリアがある。

そんな室内には食事を囲む5人の男女。


各々が運ばれてきた料理を食べていれば、強面の1人の男が口を開いた。









「ヨォ…坂本に会ったらしいな、南雲……」


「え、坂本くん〜?なつかしいね〜!元気かなァ?」


「何しらばっくれてんだ?お前…殺してやろうか」









南雲、と呼ばれた人物は食べる手を止め、あっけらかんとした態度でそう言う。


それを聞いた男は眉毛をぴりぴり振るわせる。

そんな彼らのやり取りを南雲の隣にいる女はぼんやりと眺めていた。









「豹、まァ今いいやろソレは。もーすぐダンナ来るで」









どうやら青筋を浮かべている男の名は豹というらしい。

そんな彼に対して髪の長い男が静止の声を出した。


しかし、男の静止も虚しく彼は南雲目掛けてナイフを突き刺す。




止める者は誰もいなかった。









「危ないな〜、ナイフ(それ)はメインディッシュにとっとこうよ。ねぇ?A」


「殺傷能力は低いので南雲さんレベルなら危なくはないと思います」


「ひどい言い草だな〜」









A、とそう南雲に呼ばれた彼女は気だるげに答える。



黒のノースリーブブラウスに大きく空いた黒のサイドスリットスカートに身を包み、銀色の肩ぐらいまでの髪の毛。
座っていて身長はわからないが、スカートの腰の位置が高いためすらりとして見える。


風貌は可愛いというよりも、佳麗というのが正しい。
少女と女性という分類のちょうど境目にいるような、そんな顔。

やる気のなさそうな二重まぶたが少々ネックになっているが、彼女はそれを補えるほどの綺麗な顔立ちをしていた。



そこまでの会話を見て髪の長い男は「血の気の多い人らはかなわんなー」とため息をつく。

それと同時に「なぁ、大佛」と黒い花嫁ドレスを着た女に同意を求めた。


大佛と呼ばれた人物はリゾットを口にした途端、何を思ったのか彼にこれは食べない方がいいと言う。

どうやら髪の長い男の名は神々廻というらしい。



そんな彼は彼女のその言葉でリゾットに玉ねぎが入っていることに気づき、呼び出した料理長の耳をナイフで刺す。





やはり、止める者は誰もいなかった。











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○story2→



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作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 続きみたいです (1月17日 23時) (レス) id: 5dbd17dea3 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - わぁぁ!!更新ありがとうございます〜!!!とても面白いです!応援してます〜 (1月12日 22時) (レス) @page21 id: 15ea9621b8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き、見たいです (11月19日 21時) (レス) id: 69bcc1908b (このIDを非表示/違反報告)
Dorothy(プロフ) - skmt夢はなかなか見つからないので有るだけでもありがたいです。更新、ゆるりとお待ちしてます。頑張ってください (10月25日 8時) (レス) @page20 id: 7168971a27 (このIDを非表示/違反報告)
りゅーむ(プロフ) - @さん» コメントありがとうございます。面白いと言っていただき嬉しいです…! (8月6日 16時) (レス) id: a97d12a549 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りゅーむ | 作成日時:2023年7月26日 17時

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