新学期! ページ8
入間視点
「座れ」
…
「俺ちんに魔力をたらふくつっこんでおいて!
随分とお楽しみでしたなあイル坊さんよぉ!!
いちゃこらしとったなぁ オイ!!」
「俺ちんが苦しんでるスキになんとまあ色ボケて!!
一体いつからこんな子になったのかしら!!」
「色ぼっ…!?けてないし!ちゃんと気合いいれてるから!!」
と頭に髪を生やし泣きながら言うアリさんと、それに反抗する僕
リボンをパチンと止める
「今日から!新学期!!」
―――
僕の名前は鈴木入間!人間です!
でも通っているのはここ悪魔学校!!
「おはようございます!」
『おはよ〜入間』
「おは…」
おはようと言いかけたところでクララに突撃される
人間だとバレたらどうなるか分からない…
だから僕は絶対目立ってはいけないのだ!!
けど…
「イルマくんだ!」
その声を皮切りにワッと押し寄せてくる悪魔たち
「(もうムリかもしれない…)」
「ニュース見たよ ヤベーな!!」
「【王の教室】の中超豪華って本当!?」
「入間様!!早く教室の中に避難しましょう!!」
『クララ生きてる!?』
「生きてる…」
「うん!きっと他のみんなも避難してるよね__…」
とクラスメイトがいるであろう方向を向くと…
ビッシィィイ!!と決めポーズをしているみんながいた
「なっなにを」
「なにってファンサービス?」
「もう朝からサインとか写真とかすごくて〜」
「期待に応えてたら楽しくなっちゃって…」
「浮かれまくってるな」
『楽しそうで何よりだけど…通行の邪魔ですよー』
「あっ!!イルマくんだっ!ってことは問題児クラスが全員揃った!!」
「遊園地効果すごいなー」
「あと魔王の遺物【王の教室】も使ってるしな」
「でも今思えば?俺たちにはふさわしい今日だったのでは?」
鼻を高々とさせ言うリード
「だからさーこんな僕たちに宿題倍増とか
やっぱりあの暗黒大帝は性格ひん曲がってるとしか…」
言いかけたところで頭をガッと鷲掴みにされ…
「本日より新学期である
休みボケも大概にして授業に備えるように」
【反省中】と書かれた紙を貼られ逆さに吊るされていた
「新学期は収穫祭や音楽祭と
とにかく行事が多くその都度位階昇級試験がある
が」
「それは通常の1年生の話だ…
いいか問題児クラス 貴様らは特例だ
【王の教室】を使用するということは…それにふさわしき授業をうけるということだ」
言いながらヘッドホンを身につける
その次の瞬間…
60人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桐原ロック | 作成日時:2022年3月25日 0時