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信頼 ページ33
ＮＯ視点
『…イルマがそんなに心配？』
Aは使い魔の一角獣を撫でながらそう呟いた
一角獣もそれに答えるように鳴いた
『…俺もね、心配だよ
でも、心配より信頼が勝ってるんだ
＿＿イルマの頑張りを見てきたから自信をもって言える
"イルマはすごいやつだ"って
だから大丈夫
俺は、信じて待てる』
自信の籠った声と顔でそう言った
『………
(でも本当はすんごい会いたいから早く帰ってきてイルマーーー…!!)』
無心で一角獣を撫でていたA
しかしその平穏を壊すように大きな揺れが起きた
『おわぁ!?なにこれ!?』
大きな音がした方を急いで見ると……
ニギニギ草らしきものが、森を突き破っていた
『……
ふははははっ!!これ絶対イルマでしょ！
こんなことできるの、イルマだけだよね』
さっきの雰囲気とは反転し、大きく笑い……
『…あ〜ほんとに…
"イルマを信じてよかった"!!』
そう言った
。
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作者名：桐原ロック | 作成日時：2022年3月25日 0時
