盾と矛まいるま (ページ33)

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本祭 2 ページ33

Aくんの母親=ルカム
A視点

アメットたちと母上が来た

「兄上の師団の披露すごかったです！」
『そりゃそうだろ俺の使い魔がいるからな』
「ふふ相変わらず使い魔ちゃん好きですね！」
『別にいいだッ』
雑談していると誰かに抱きしめられた

『!?』
「あ！アム様だ〜！」
「ほんとだ！お久しぶりです!!」
『ねぇほんとに言って「えぇ本当よ〜♡」
『…』

「アムちゃん久しぶり」
「ルカちゃ〜ん♡ほんとに久しぶりね〜」
「今度お茶会でもしましょう」
「それはいいわね〜♡」
「でも仕事はほっぽってこないでね」
「…わかったわ♡」
「…ならいいお茶を用意しなくちゃね」
「私ルカちゃんが入れるお茶好きよ♡」
「そう？ありがとう」

魔々会(ママかい)が始まってしまった…この2人が会うと長いんだよな〜

「アム様アム様！わたしともまた遊んでくれますか？」
「えぇもちろんよ♡」
「やった〜！」

「…アジム」「アメットお兄様」

「「ちょっと離れておこう女子会が始まる」」
「「((それに…アリス様とお兄様が仲直りするかもしれないし！))」」

…完全に取り残されたな

「『…』」

やっぱりこうなるよなぁ… だって話す内容ないもん
と迷っているとアム様が近づいてきて俺にだけ聞こえる声でソッと言った

「今は仲直り出来ないかもしれないけどいつかきっとできるわそうね…また、名前で呼んであげて？様付きでもいいからちょっとずつ、ね？」
『…わかりました』

－－－
アリス視点

母上がAと何か話している…何の話をしているのか…
「アリス様！アリス様！」

「！アメットとアジムかどうした？」
「兄上が、昔撮ったアリス様との写真見ていつも悲しそうな顔をしてるんです」
「！」
「それでねいつか嬉しそうにその写真見て欲しいなって思ってるの
だからね早く仲直りして…またぼくたちと遊んでね！」

そうか…Aも完全に私のことを嫌っている訳ではないのか…良かった
でも仲直り…どうやってすればいいんだ!?
とごちゃごちゃ考えているとAが話しかけてきた

『…アリス、様』
「…」
思わずポカンとしてしまう
「名前で呼んでくださるのですか」
『…多分』

多分…か、いや進捗と言っていいだろう！

「『…』」

話す内容がない…ケンカする前はどのように話していたんだ私…!!

『(やっばい名前で呼んだはいいものの…会話が、ないッ)』
みたいな顔をしている昔から顔にでやすいな
…今はそれどころじゃないか

。