見えない壁 ページ30
ズズンっと大きな揺れが起こる
「…!!」「なんだ!!」
「…おさまった?」「今の振動は…」
「教職員は持ち場確認!急げっ」
「アズくん!クララ!大丈夫!?」
「はい!今のは…」
「分からないけど…とにかく外にッ」
ゴッと入間は"見えない壁"にぶつかる
「いてて…!?なにかにぶつかっ…
__廊下に見えない壁が…ッ!!」
A視点
ツノ割れそう
さっきから見えない壁に当たりまくっちゃってさ…いつかまたゴキっていくんじゃないかな
ツノに当たったから家系魔獣を使ったんだけど…
ちょっとしか穴空かないし すぐ塞がれちゃうし なんなんだ...?
【はいはーいみなさん聞こえるー?
びっくりしたかな?しかし安心めされい!
これは魔術研究師団と遊戯師団が共作したサプライズイベントだよ!】
…もっと早く言って!!!!俺バカみたいにぶつかってたんだけど!?はずかし!
【透明な壁を避けて進みゴールを目指せ!学園全体が迷路だ!上位ゴール者には賞品もあるよ!お楽しみに!
中庭にある中央広場がゴールだ!さあ 急げー!!】
中央広場か…この位置からだと少し遠いぐらいだからすぐ行けそう
というか俺今1人なんだけど… ちょっとフラフラしてたらこんなことに…いや、切り替えよう ささっと行くぞ〜
−−−廊下
中央広場 右か真っ直ぐか…右だって信じた
右に曲がると魔力を感じた
『危なっ』ペタ…
『壁か 気づいて良かった …またツノにぶつけるところだった』
中央広場こっちじゃないんだっけ じゃあさっきのところもどって真っ直ぐ進もう
−−−中央広場
『…よしミッションコンプリート…』
「あっAくーん」
『?あ、先輩 どうしたんですか』
「今からね、魔獣師団とコラボみたいな感じで一緒にサーカスするんだ!
だからね Aくんにも出て欲しいと思って
あ 使い魔ちゃんもね」
『あーなるほど 俺も暇なんでいいですよ』
「んーありがたいじゃあ早速ステージ行くよ!」
『はーい』
「人増えてきたねー」「サプライズイベントってまだ何かあるのかな」「あっみてみて!」
「魔獣師団と魔生物師団のギリギリ曲芸ショーだ!」
「いいぞー!」
「もっと前で見よう!」「わっ押すなって」「あっ」「ちょっ」
「キャッ」
ドンッとぶつかり 上にあった看板が落ちてくる
「危ない!」
間一髪のところでアメリ会長が助ける
「ケガはないな」「はっはい」
「片付けを
いいか 貴様ら!悪魔が短絡的な行動を取るな
騒ぐなら…もっと静かに騒げッ!!」
。
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作者名:桐原ロック | 作成日時:2021年10月10日 3時