前夜祭 2 ページ29
「他にも水中サーカスとか魔獣闘技とか 今年はレベル高そうだよ」
「とにかく目立ったもん勝ちだろうね!」
「なんだニヤニヤして」
「えっいや」
「アズくんたちが待ってるから行くね…」
「おお イルマ!ヌシの披露楽しみにしているぞ!」
「うん してて!」
−−−
「では説明します 作戦名は即激必勝
狙うは学校 中央広場の注目
皆が集まり前夜祭終了と同時に鳴る本祭開始の鐘
これが鳴り終わった瞬間に 花火を打ち上げる」
「要はスタートダッシュだしぬいて あとの本祭は小さめの華やかで美しい花火を定期的に打ち上げてアピールする…と以上か概要になります」
「「おぉ〜」」2人揃って拍手する
「まさに 即激だね!」
「ここから中央広場は少し遠いですが音と光で充分目立つと思います」
「組み立ては万全発射もスムーズに点火5秒で打ち上がるようになってます」
「点火は私が火種を渡すので入間様が導火線に火を…」
「こう?」
「そうそう そうやって」
「ついた」
ジジジっと音が鳴る
5
4「「ひ」」
3「馬鹿モノ!早く消せ!」
2「水っ!水っ!」
1「打ち上がるぅぅ」
ポヒュんとなる発射台
「っ」「え?」
「っ空砲…!」
「助かった〜〜〜〜」
「お前というヤツは…!玉が入ってないならそう言え!」
「ごめんなさい でも私知らないよー」
「?しかしちゃんと中に玉を入れたはず…」
「えっじゃあ…
__玉はどこに…」
−−−
「ふー…重たいなぁこの玉」
「_さて 最後の祭りを始めよか」
−−−
「まぁーだ調査終わらないの?」
「人間界関係は調査が細かいんです まだしばらくかかりますよ」
「そっかじゃあ
はいっ僕の勝ち〜」
「ぐぁああ また負けたー」
「フフフ」「もう一回!もう一回!」
「全く…一見すると穏和な方だが…彼は人間界に不正渡航し嫌がる人間をムリヤリ手元に置いている…という
本当なのか?
_バール」
「さぁな
はいはい俺の子飼いの情報屋からはそうだって報告だよ
でも 俺以外からも情報はきてるはずだろ だからこその
この警備なわけだ」
「警備局員全員集合ってか?」
「逃亡に備えての保険だ 容疑が晴れるまでは精鋭を集めざるをえない
しかしサリバン公を長時間束縛するのも無礼である…さてどうしたものか……」
「そう急ぐなって何もないに越したことはないねぇ
まぁ今の落ち着きっぷりが
_嵐の前の静けさってやつかもしれねぇがな」
―――
「__入間くん」
。
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作者名:桐原ロック | 作成日時:2021年10月10日 3時