処刑玉砲 2 ページ18
「残ったのはアスモデウスと入間だ!!」「やっぱ当たらんな入間くんは!」「いけ首席ー!」
「(いっいつの間に!?考え事に夢中で全く気付かなかった…)」「がんばれー」「殺せー!」「やれー!」
「(入間様に攻撃などできる訳が…
いや残り2人…そうか!私がボールをお渡しして自ら当たりにいけば…!)入…」スゥ
___「(私は試合が始まってから入間様の顔を見たか…?自ら当たりにいって?わざと負けて?位階を上げていただく…?)」
「(馬鹿か…私はッ!!)」
「(あんなに近くで入間様の努力を見ていながら自分のことばかり 入間様が今どんな気持ちであそこに立っているのか考えもしなかった… 恥を知れッアスモデウス!!)」
ゴォオオオオ
「全力には全力で 私は礼節を重んじる悪魔アスモデウス・アリス____本気でいかせていただきます!」
「ッ…絶対に捕るッ!!」
「残り2人!」「いけ!入間くん!」「アスモデウスやれ!」
「これは入学式の再戦だな!」
「さっきまでと雰囲気がまるで違う…!アズ君は本気…いや__殺す気でくるッ!!!」
「来るぞ!距離とれー!」
「ッ(怖い…怖い時は…)」
−−−
「裏技?」
「まぁ古き兵法ではあるのですが 悪魔にとって恐怖は屈辱です
魔界という位階の競走社会で生き残るのに相手に恐怖を抱くのは敗北と同じですから
故に我々悪魔は心にこう構えるのです
[恐ろしい時ほど前に出ろ]」
−−−
−恐怖を興奮に変えるのです−
「前に出た!?」「マジかッ」
『(入間になにか考えがあるのか?でももしアリスの攻撃が当たったら…)』
『「死ぬぞッ!!」』
「ぁツ(手が…焼けるッ…だめだ持てないッ
__なら)」ギュルッ ブワッ
「!!」
「(このまま投げ返す…!!)
ぉぉおおお」バチィ
「__勝者Aチーム!!」
「すごーい!」「よくやったぞ!」「勝ったー!」「胴上げ!胴上げ!」『ど、胴上げ?』
「(全力…だった)完敗ですやはり入間様には、敵いません
さて私も…「アッズアズー!!」「すごかったぞー火の玉!!」「かっこ良かったぞー!」「アズアズって呼んでいい?」「降りろ!」
「…(前に出ることで距離をつめアスモデウスの力をそのまま利用して受け流すように投げ返した 入間が得意とするあの妙な避けの動きを攻撃へ応用したか)
入間!アスモデウスがお前をわざと勝たせたりするようなら一生位階を上げてやらんつもりだったが…双方共に厳正に全力だった…よって入間の2への位階昇給を認める」
。
39人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桐原ロック | 作成日時:2021年10月10日 3時