盾と矛まいるま (ページ11)

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仮説ページ11

悪魔学校"バビルス" 全6学年在校生666名
数多の悪魔が共存する学内でその秩序を保ち、監督する集団こそ高潔にして冷血悪魔のエリート____生徒会である

―――アメリ視点

_生徒会長アザゼル・アメリ
「窓ガラスを割るなど…嘆かわしい悪魔が下らん悪行をするなどうせなら壁くらい壊せ」
「はひっ」「流石生徒会長！」「悪魔の中の悪魔だ…!」
「会長特待生ですが教室には居ませんでした」
「そうか」「それと例の［木］ですが調べた所不審な点は特になし」
「ですが珍しい色で美しいと評判になっていて見物客で大賑わいでした」
「そういえば会長あの木と［人間］がどうとか仰ってましたが… まさか会長…［人間］なんて信じてるんじゃ…「オイッ馬鹿を言うな！」
「ハハハですよねー人間なんて迷信ですもんね！」
「(いる
人間はいる!!)」
1部の高位階悪魔にしか知らされていないが人間と悪魔は古より［欲］を糧とした契約関係にあったのだ
「(今私は1つの仮説を立てている特待生イルマこいつが人間であるという仮説だ)」
「では私は仕事に戻る」
「我々は見回りを続けます」

そう私は知っている人間が実在するという真実を人間の存在を証明する確かな証拠があるのだ
「&＃＠＊*_。」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
それは＿
我が家系に代々伝わりし秘蔵の品にして人間界の事象を記した禁書
「フゥー…スー」
「よし！」
《いっけなーい遅刻遅刻！私星野凛(16) ただいま絶賛遅刻中！新学期早々遅刻なんて〜もう最悪！》
ドーン《キャッ》《わっ》
《いたたた》《ご、ごめん！大丈夫？ケガはない？》
《(えっ…)》トクン…

キュウウウン

「ハッ思わず魅入ってしまった…！禁書の名に恥じぬなんと恐ろしき力…！文字は読めぬが眺めているだけで鼓動が早くなる…！…どうやら女はこの男に惚れているようだが…？？ぶつかっただけで惚れさせるとは!!これが人間のチャーム(催淫)なのか…？」
―――
入間視点

「よっと！」
植物塔を修理する手伝いの筈が…つい花見客のゴミ掃除まで済ませてしまった…※頼み事が断れない
「さすがにアズ君たちには先に帰って貰ったけど…僕も早く帰らなきゃ」

―――
カッカッ
「(うっかり眺めふけてしまった…やはり恐ろしい書物だ…)」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ「おっとと」

ドーン

。